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ウォボー記念日

ウォボー記念日_f0107724_2158923.jpg愛犬クロが健在だった頃、8月のこの時期になるときまって、地球に響き渡るような遠吠えを聴かせてくれものだった。
それは、6日、9日、15日と、3回。

そう、広島、長崎の原爆記念日と終戦記念日に、町田市が流す慰霊のサイレンが鳴り始めるやいなや、クロは小さな身体をまるごと使って、長く遠吠えを響かせたのだ。

ウォボーーーーーーーーー!!!

その遠吠えは、戦争、暴力、依存症などの自分自身や大切な人への虐待・・・それらを抑止するというよりも、その向こうにある平和のイメージをリアルに創り出そうとする呼びかけのように、力強さに満ち溢れていたものだった。

いつからか、その日を「ウォボー記念日」と呼ぶことになった。


そんなことを思い巡らしているときに、会報でもお馴染みの沖縄県立八重山農林高校の図書館司書山根頼子さんから、「郷土芸能部が8月1日に三重県で開催された全国大会で、文化庁長官賞を受賞し、地元の豊年祭で舞踊を奉納した後に、8月29日に東京国立劇場で演舞することが決まった。農作業の素朴な踊りが評価されて生徒も職員もとてもよろこんでいる。見に来てね」という朗報メールが届いた。

you-tubeの映像で、高校生たちの歌と踊りと演奏のステージに広がる世界観を観てほしい。



沖縄には、様々な抑圧の歴史の中でも、人々が心を添わせて支えあう「結(ゆ)いの心」でエンパワーし、芸能を通じて生きる希望と糧を蓄えてきた素晴らしい文化がある。
その精神性をいまなお若者たちが、おおらかに豊かに確かに受け継ぎ、広めているのだ。

ウォボー記念日_f0107724_9323970.gifそういや、ついこのあいだは、非暴力の村「読谷村」の香里さんからも、「9月12.13日のまちだフェスタ2009にエイサーで参加するから見に来て」というメールが入っていたっけ。
地元でエイサーを指導している香里さんは、エイサー踊る子は人として育つ、と断言する。

さらに、那覇泊の邦子さんからは、「ポールさんと学ぼう! 暴力から自由になる10ステップ」をテキストに使って、沖縄国際大学の「社会学」「家族社会学」で授業を行い、学生からとてもいい反響と手応えを得たとの報告メールも入ってきている。

ウォボー記念日_f0107724_9324818.gif邦子さんはエイサーをテクストに「沖縄の社会」という授業もしているが、秋からも引き続きいくつかの看護学校で授業する予定で、非暴力の精神が「ポールさんと学ぼう! 暴力から自由になる10ステップ」とともに多くの若者の手に届くのだ。

沖縄国際大学といえば、2004年8月13日に米軍ヘリが墜落・炎上した事件が記憶に新しいが、あのモンパチ(モンゴル800)のヴォーカル&ベースの清作の母校。
なんでかねー、清作の声を聴くとね、どんなときでも心の底まで胸に沁みて、力わいてくるさ。

>>>歌詞

そんなこんな、いろんな人の真実味あるハートに触れて、今年も「非暴力SPAプログラム」を9月5日から、毎月やるよー!
詳しくはこちら
暴力の樹を倒すより、平和の苗を一緒に植えて、稔らせよう!

ウォボーーーーーーーーー!!!
by teenspost | 2009-08-10 21:45 | ♪徒然Sawanism