琉球旅情2/3

沖縄本島南部は沖縄戦の激戦地。
Sさんのおじいとおばあのように、想像を絶する過酷な体験をしてきたお年寄りたちが、心も身体も健やかに毎日働き、沢山の他者に思いを馳せつつ自分の命を生かしている。
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この地から生まれた民謡「汗水節」の歌詞には、
♪くくるわかわかとぅ あさようはたらきば
心若々と 朝夕働きば
〈心を若くして朝から晩まで働けば〉
ぐるくじゅになても はたちさらみ
五六十になても 二十歳さらみ
〈五十歳六十歳になっても二十歳のようだ〉

とある。
その歌詞は、具志頭中学の校舎の壁にどーんと飾られている。

具志頭中学でのワークセミナーを終えて、那覇から空路一時間南下し、石垣島へと到着。
今回の石垣ワークショップのために事前の準備やお手伝いのボランティアをかって出てくれたK子さんが空港に出迎えてくれて心強い。
彼女は、以前スタジオ悠と同じビル内の障がい者自立生活センターで働いていたのだが、あるとき、石垣島への旅をすすめたところ、その後,移住し、はや7年が経つ。

初夏から体調を崩していた私は、今回の沖縄の仕事を引き受けるにあたり、ここに書き尽くせぬほどのたくさんの友人、知人のサポートが頼もしい味方だった。
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石垣では、このところ毎年のように訪問している石垣中学と川平中学でワークショップする予定であったが、石垣中学が当日になって、インフルエンザで学級閉鎖となり、急遽中止となってしまった。
まだまだ、インフルエンザは猛威をふるっているらしいが、ならばこそ、新型アサーティブや新型非暴力のTEENSPOSTウィールスを流行らせるつもりだっただけに、ちと残念。

だが、神様がいるこの島だから、神様が休日をくれたのだろうと、ありがたく頂戴する。
そして、翌日、日本、いや世界の名勝地、川平湾のある川平中学を訪れた。
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全校24名の中学は、一月に訪れた全校19名の宮古島池間中学を彷彿とさせるのびのびとゆたかに正直に表現し仲間と一緒に楽しむ子どもたちだ。

実は石垣市からは「DVの予防啓発」として今回の仕事を依頼され、寸前には担当者より「暴力予防のための感情教育、アサーティブな自己表現と依存症予防」というリクエストをいただいている。
そこで、生徒さんたちにも手伝ってもらい、即興で演劇ワーク「アディクション物語」を演じたのだが、ここの生徒の打てば響くカンの良さとチームワークは驚嘆もの。

当然のことながら、「自分は他人からよく見られるか」とか「自分はウケるか」とか、自分だけの狭い世界にとらわれる「自己中毒病」は生息しておらず、一瞬一瞬を仲間と響きあいながら演じている。
だから、観客の生徒や先生、市の職員も心からお腹を抱えて大爆笑。

伝統芸能部が盛んであるとは耳にしていたけれど,自然環境に恵まれた小規模校では、自分を生かしつつ、他者とつながりあうという非暴力を生徒たちの日常の関係の中で学び取ることができるのだろうと想像する。

・・・さらに、続く・・・
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by teenspost | 2009-11-15 12:24 | ♪渡り鳥の旅みやげ