だれがご飯をつくっているの?

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高校時代の男友達Aが米国から一時帰国するというので、週末,渋谷に同級生が集った。
Aは一流企業のNY支社長で単身赴任している。
すかさず、男達がきく。
「メシはどうしてるんだ?」
Aは答えた。
「自分でつくっているよ」
その答えに、「へー、意外だなあ」「えらい!」という男達の反応が・・・

はーーー???
この時点で、通常の私なら「一体、誰がつくると思っていたの?」と軽くジャブをいれるのだが、あー、その日の私は広尾で一日「災害ボラ育成講座」のワークショップに精根尽き果てていて、ダウン寸前。
オーダーしたソフトドリンクとともに呑み込んでしまった。

そのうち、もう一人の男友達Bは、年頃の自分の娘がつきあっている男のことが気になって仕方ないと話し出す。
「うちは娘だからさ、余計に心配なんだよ」と。

そのときは、えいやっと余力をふりしぼって、軽くボディを突っついた。
「それは、娘だからという問題じゃなくて、自分が男としてどう生きてきたかということでしょ」と。

同級生の多くは、企業という組織の中で活躍している。
最近ネットでおしゃべりしたりもする愛すべき同級生たち。
そこに私の感覚とズレが出るのは百も承知で、興味津々耳を傾けてみるけど、それでも、いまは何時代なんだ?

時折、私も出張先で会う人たちから家族がいるとは思われなくて、ふと家族の話が出ると「えー?!」と驚かれ、さらには、決まって、「じゃあ、誰がご飯つくっているんですか?」という質問を受ける。
哀しいほどに、同じ質問を受けてきた。
しかも多くは女性から。

単身赴任する男が「誰が(あなたのために)ご飯を作っているの?」と問われるならば、単身出張する女には「誰が(家族のために)ご飯を作っているの?」と問われるんだわ。

以前、米国の暴力予防教育家のポール・キベルさんと沖縄を巡った時も、そういう場面に何度も遭遇し、その度にポールさんは「あの女性たちは、なぜ、家族のご飯を誰が作っているのかとあなたに尋ねるのか?」と問われ(というか、ポールさんはその構造はお見通しなわけだけど…),私は半ばヤケ気味に「わっかりましぇ〜ん」と英語で(?)ボケ返した。
でもね、私だって,同じアジアの女なんだよ。

制度や社会システムや上っ面の言葉は変わっても、意識が変わるのは時間がかかる。
それでも、思い込みに縛られた意識が変わらなければ,あたりまえの空気や海や土や食べ物だって、安全に手に入れることはできない時代に私たちは生きている。

5月21日(土)のTEENSPOSTセミナー2011「大人のための育自ワークセミナー」では、思い込みをほどいて意識を変える学び合いをはじめる。
遠隔地の人もネットで参加できるように準備中である。
限定50名。
楽しさで解放する学びのコミュニティに、この指とまれ!
by teenspost | 2011-05-15 18:30 | ♪徒然Sawanism