安全とリスクと恐れについての考察

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砂山を越えると,絶景のビーチが広がっていた。
12月とはいえ、太陽が出れば真夏のような日差しが照りつける。
人影が少ないのは、やっぱり、この季節だからか。

水着で日光浴している人もいる。
波打ち際で遊ぶ人もいる。
一人で散歩している人もいる。
ストリートミュージシャンの歌をカジュマルの木陰で耳を澄ませる人がいる。

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癒しの風がそよぐビーチ。

その癒しのビーチの手前に立て札があった。

「この近海には、海の危険生物(サメ・ハブクラゲ等)の回遊が見られますので、遊泳される方は十分注意してください」と。

癒しの場、安全な場とは、リスクがないというわけではない。

そりゃあ、危険生物だって、癒しのビーチで“回遊”したいだろう。
でもね、数年前、被害にあった人がいるんだって。

立て札は、決して「泳ぐな」とは書いていない。
もちろん「安全だ」とも書いていない。

「遊泳される方は十分注意してください」と。

誠実でフェアな立て札である。

その立て札は、その先に進む人のためにあるのだから。

恐れを感じて、用心する。
恐れを受け入れて、気をつける。

恐れの立て札を見て引き返してしまったら、美しいものは、なにも感じられないのだから。

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Tingos!クリスマスライブ 
12月14日(水)19:00開演
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by teenspost | 2011-12-12 21:19 | ♪渡り鳥の旅みやげ