アサーティブに働くための、最新アサーティブ決定版

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お盆の頃だったか、帰省中の大学生の甥っ子が「飲食店でのバイトがつらい」というので、「飲食店だと、賄いがつくのは一人暮らしにはオイシイんだけどね…」と言うと、「賄いがつくなんて、遠い昔の夢の話だよ。今は腹を空かせたまま夕方から深夜まで働くんだ」と。
げげげ…そんなことになっておるのか! おばさん無知でゴメン!!

甥っ子はさらにぼそぼと呟く。




「20%引きで店のメニューを喰えると言われても、誰がそんな高い飯を喰えるか」と。
おばさん思わず小遣い渡そうかと財布に手が出る。

これって、ブラックバイトか?
しっかし、若者にこういう働かせ方するって、不況とか経費削減とか、そういうレベルじゃなくて、情緒の貧困とか、関係の貧困の問題だ。もちろん、雇用側のさ。
大人のプライドとかないのかな。

数年前に外国のゲストを居酒屋に案内した時、なかなか頼んだものが出てこなくて、そのうち、前菜や鍋の前にカチカチに凍ったキリタンポがポンと出てきたので、これはあんまりだと、裏をのぞきにいったら、今日からバイトに入ったと言う高校生2人が「社員がいないので分からない」と右往左往していことがあったっけ。

いまにも泣きそうな高校生の嘆きを聴きながら,調理場に入って勝手にお通し盛りつけちゃったりしたけど。
。。。この間、その店の前を通りかかったら,やっぱり潰れていた。
そんな雇い方してたら、続かないよなー。


f0107724_083189.jpg2008年に出版した「スッキリ!気持ち伝える練習帳 エモーショナルリテラシーからアサーティブネスまで」

この本を書いた時に一番問題意識としてあったのは、「若者たちの労働現場の酷さ」だった。

若者たちの働く場がおかしなことになっている! ・・・そう感じたのは、そう2006年頃だったか。

当時,精神疾患で労災請求した人は5年で2倍以上となり、30代が最も多く占め、東京都のひきこもりについての調査報告では、都内のひきこもり人口を2万5千人とと推計、その予備軍は18万人、年齢別では30-34歳が全体の43%となり、「就労・就職の挫折」を原因にあげた人が39%にのぼった。

その後のリーマンショック、3.11を経て、最近では、ブラックバイト、ブラック企業、就活ウツという言葉も生まれ,若者たちの就労状況は厳しさを増している。

職場とは、日常的にコミュニケーションをトレーニングしていける学びの場でありながら、現実では、心ない希薄な人間関係が漂っていたり、その一方で、自分の気持ちを認め受け入れ分かち合える場であるべき家族や親密な関係もきわめて脆弱となると、苦悩する若者たちには立つ瀬がないじゃあない。

自立という「他人とともに生きる力」を身につけるには、他者と言葉をやりとりしていくことが欠かせないけれど、そのために、自分の気持ちを認めて受け入れてつき合うエモーショナルリテラシーを身につけたい。

この10年ほど、TEENSPOSTの事業を通じて、各地の若者たちと対話する中でコツンコツンとひっかかったことをコツコツと拾い集め、それらをエモーショナル・リテラシー(気持ちとのつき合い方)やアサーティブネス(しなやかな自己表現)の視点から光りを当ててみた。

さらに、3.11以降の状況を踏まえて、改訂版を記した。

このところの各地の出前プログラムでも、<やっぱり、これでしょ!>という要所をまとめた一冊だ。

正社員、派遣社員、パート,アルバイター・・・働いている人、働きたい人、働きたくない人、だれもが読めて、だれもが実践できる働くコミュニケーションの練習帳として、広めていただけたらと、あらためて、支援者の皆さんに、ヘルプ、プリーズ♪

詳細ページは>>>こちら
by teenspost | 2013-10-17 11:59 | ♪徒然Sawanism