断ちたい道、手わたしたい道

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88歳の父が小学校六年生に向けてシベリア抑留体験を語る平和メッセージング。

敗戦直前の十九の春に徴兵されてから帰国までの日々を12年間も毎年語り続けてきた父が、「今年で終わりにしよう」というので、こりゃ応援に行かなきゃと。







f0107724_0431436.jpg70年前のことを語る父の言葉には、いまの時代には通じない、伝えようもない戦時語もあったけど、子どもと若者の視点による情緒の言葉は確かに届いた、と思う。

子どもたちからの沢山の質問に、「軍隊はイヤだ」「兵隊は悲しい」「戦争は何の意味もない」「ただ哀しみしかない」「戦争への道はなにがあっても反対しよう…」と。

音楽好きの父らしく講堂ではなく音楽室で、仲間の死や子どもの哀しさを語る時には言葉を詰まらせながら、それでも終始柔らかい声のトーンで、子どもたちが手に取って実感してもらえるよう工夫した様々な資料を広げ、沖縄戦のことにも触れていた。

脱学校論のイリイチやフレイレのごとく「大人の言うことを鵜呑みにしないで、自分で感じで考えて学びなさい」と子どもの私に語ってきた父のサバイバル体験談には、まだまだ初めて聴く話がある。
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「今年で終わりなんて言わないで、一人になったって、生きている限りやってよ」と頼むと、微笑んで頷いた。

この数日は各地からとんでもない話を耳にしたり、あっちもこっちも目にしたり、もう胸がいっぱいいっぱいなので、帰り道にちょっとクールダウンしようと、従姉妹と外苑の夜気を浴びつつ銀銀杏狩り。

あー、でも、ここもオリンピック新競技場建設で景観とコミュニティが壊れそうというのだから…
>>>神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会
by teenspost | 2013-11-30 00:43 | ♪徒然Sawanism