20歳×αの成人式 自立について考える

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1980年代に、自立とは「自分にできることも他人に頼めること」と定義したのは障がい者の自立生活運動。
目からウロコであった。





最近では、熊谷晋一郎氏(小児科医/障害当事者)が「自立とは依存先を増やすこと」と言っていた。納得!

各地で出前プログラムするときに、「自立とは他人と共に生きる力」という言葉を必ず添えることにしている。

子どもたちに対してというよりも、その周りにいる大人が自立をどう認識するかは大事なことだ。

自立=「なんでも自分でできること」=孤立
と、自立観がゆがめば、物事の見方はすべて変わってしまう。


その一方で、愛や善意の名の下に、「厳しく言わなければわからない」「やってあげないと何もできない」というアダルティズムは、自立を阻む。
次第に、自立しない子ども・若者の問題が浮かび上がってくるだろう。

そのアダルティズムは、子ども・若者の内面にも組み込まれる。
<厳しく言ってもらわなければわからない><やってもらわないと何もできない>というインナーメッセージ=心の中のいじめっ子の声となる。

米国の暴力予防教育家のポール・キヴェルさんも言うように、このアダルティズムとは、ひきこもり、摂食障害、薬物依存症などのアディクション<内に向く暴力>の背景にあるものだ。

内在化したアダルティズムは、幾つになっても、「インナーチャイルド=ありのままの感情」を束縛し支配する。

自立というのは、生きている限り一生ものの課題だ。

しかも、身辺自立、経済的自立をこえて、年を積むほどに「情緒的自立」が鍵となる。

自分の気持ちを相手に伝えることで関係をつくっているか?
自分でできることもできないことも他人に頼んでいるか?
年々に、自分に正直になって、依存先を増やしているか?
他人と共に生きる力をつけたか?


成人式の今日、最近は、20歳ばかりでなく、小学校で10歳を対象に「1/2成人式」をするところもあると聴くが、20歳だけでなく、「20歳×αの成人式」で我が身の「自立」を振り返りたい。

1月は宇都宮のとちぎ男女参画センター、2月は沖縄・・・今年も「自立」を学びほぐす旅は続く。


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by teenspost | 2014-01-13 21:57 | ♪徒然Sawanism