私がやらなきゃ誰がやる

今日は「ひきこもりの家族カウンセリング」のため、近隣の保健所に出かけました。
今年度は毎月一度ずつ自助ミーティングと家族カウンセリングと計2回の出張プログラムです。

自立が果たせぬまま自宅に閉じこもる我が子と暮らす親御さんたちが、まずは自責感から手を放し、自己信頼を回復して、新しい家族関係に向き合えるよう、ピアサポートという仲間の力を育みながら、共に考えていきます。

昨年辺りから、TVではひきこもりの若者を自宅から連れ出す強行手段の担い手の様子が報道されていたようです。(実は私は一度も観たことがありません)
何人かの親御さんたちから「ああいうのはどうなんでしょうか?」と尋ねられる度に、「お子さんがただ家から出れば、それが解決ですか?」と問いかけてきました。

家族も、支援者も、「私がやらなきゃ誰がやる」と思い込んだ時、相手を救いたいと思う余りの行動が、相手を信じない「愛しすぎる暴力」になっていきます。

「私がやらなきゃ誰がやる」と言えるのは、自立の途上にいる本人自身です。
ただ、それが“ひとりぼっちでやる”というイメージであれば、手も足も出せずに立ちすくみ、閉じこもって苦しみます。
それは、自立ではなく、“孤立”です。

明日は情緒的自立のためのアサーティブ・ラボ、そして、土曜日から今年度の「自立プログラム」がスタートです。
「私がやらなきゃ誰がやる」と願う参加者の一人ひとりが、仲間という他人に出会いながら、しかも、楽しくね!
自立とは、そのプロセスです。
by teenspost | 2006-05-17 17:50 | ♪渡り鳥の旅みやげ