誰もが持っている美しい力

手紙が届いていた。
差出人の住所はなく、私に宛てた一通の手紙。
それは、名古屋のワークショップに参加した方からのものだった。

「自分のために言葉にしておきたい」と前置きされた三枚の便箋には、これまでとそしてこれからに向けた様々な想いがあふれていた。

f0107724_22343567.jpg「…私は暴力を受けてきたわけですが、それを救うのは人間の持つもっともっと大きな美しい力なんですね。それは誰もが持っている、とりわけ被害者で耐えて生きてきた人の中には、いっぱい持っている美しい力なんだ…」

その気づきの言葉を大事に大事に何度も読ませてもらいながら、名古屋の参加者と共にワークショップを創り上げられたことをあらためてありがたいと思った。

そう、「非暴力」って、「誰もが持っている美しい力」のことなんだ。
それは、子どもや女性や被抑圧者こそが誰よりも知っている。持っている。

暴力は人と人との関係をバラバラに分断し、力を奪う。
じゃあ、その力を回復しなさい!と、今度は“管理”“保護”“指導”といった外側の大きな力を加えられても、取り戻せるものじゃない。

一人ひとりが持つ内なる力を解き放ちながら、寄り添い、分かち合い、支え合うとき、非暴力の「つながり」を「つながり」で生み出していくことができる。

そのことを理屈じゃなくて、情緒と感性で学び合うのが「SPAプログラム」だ。

10月から各地を巡ってきた平成18年度「子どもと大人のための非暴力プログラム公開講座」も、残すところあと一つ、茨城県鹿島市の養護教諭グループだけとなった。

今週末、スタジオ悠では「怒り」をテーマにSPAワークショップをやる。
これからも、その「美しい力」は無限大だ。
by teenspost | 2007-03-15 19:03 | ♪徒然Sawanism