パンダの春

f0107724_14472627.gifタイの北部チェンマイ動物園では、このところジャイアントパンダの繁殖を促そうとあれやこれや様々な手段が講じられているらしい。

国内外のメディアによれば、四年前に中国からやってきたカップルのパンダがなかなか妊娠しないということで、オスのパンダのダイエット作戦にはじまり、遂には、パンダの交尾の映像をオスパンダに毎日15分間見せる"繁殖教育ビデオ作戦"まで登場。

だが、それもうまくいかいず、動物園の飼育員は「まだ大人になるには、少し若すぎたかもしれない」と。
その後、チェンマイでは国際会議が開かれ、各国の専門家約200人が繁殖問題について幅広い意見交換を行った末に、最近人工授精に踏み切ったんだと。

うーーむ、タイもね、近代化の波が急激に来ているね。
そういやチェンマイには、TSUTAYAがあったもんなあ。
だからって、パンダにビデオってか?

昔、アフリカの先住民と暮らした知人が、ある日、日本から持参したポルノ雑誌を現地の人に見せたところ、「これを見ておまえはなにが楽しいのか?」と質問されたのだそうだ。

ほんと、近代化の貧しさ、古代の身体性を失ったプアーなセクシュアリティを象徴するような話ではある。
生身に触れるっていう関係性をつくろうとしないならば、相手の身になって物事を考えるってことができなくなっちゃうんだね。

《オスにビデオを見せればメスと交尾したくなるだろう》というのは、その飼育係だか、専門家だかの考え(思い込み)であって、
パンダはそんなこと考えていないんだよ!!
触れ合えないのは、あんたたちだろ!

って、パンダの代わりに、怒ります、私は。

f0107724_15244314.gifこういう勘違いが、人間社会の日常茶飯事に起きてしまうのが、近代化、グローバリゼーションというもので、ほんとに便利になるほど、無力を認めない傲慢さと、情緒が枯れた無神経過剰が加速するわけで、とっても怖いでしゅ。
by teenspost | 2007-04-12 14:55 | ♪徒然Sawanism