ハシカみたいなもの

桜が花吹雪となって、若葉の季節・・・と思ったら、菜種梅雨の東京では、花冷えの寒の戻りが身にこたえる。
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この陽気のせいか、このところハシカが流行っているらしい。
予防接種をしていない子どもや免疫のない大人は気を付けた方がいい、とか言われるけど、子どもの数が減り、衛生状況が良くなると、感染するチャンスが少なくなるわけだね。
それでそのままスルーできるならそれもいいけど、そういうわけにもいかないのがハシカという感染症。

それに、ひとくちにハシカといっても、幼児期、学童期、思春期・・・と、いろいろあるんです。

  友だちと近所の壁に落書きして見つかったとき。
  親の財布からこっそり小銭を抜いて見つかったとき。
  ・・・・
親に叱られて、説教されて、・・・しかもそのあと、落ち込んで顔を曇らせる親の表情を見て罪悪感で心を痛め、しんみりしているときに・・・「そりゃあ、ハシカみたいなもんだ・・・まっ、一度はやらないと。私も子どもの頃同じことやったよ。早い方がいいよ」なんて、親に言葉掛けする柔軟な大人同士の会話があれば、子どもはどんなに救われるだろう。

そうして、懲りて初めて、学習するわけだ。

子ども期だけでなく、長い人生には「こりゃまずいな! 」とわかっていても、「一度はやってみて懲りないとわからないもの」というのがある。

転ばない学習じゃなくて、転んだ時にどう立ち上がり歩き出すかという学習。
それには、他人の力が必要だ。

何度やっても懲りずにますますエスカレートするオトナというのは、なんでも一人でやろうとする。ひとりで抱え込んで他人の助けを受け入れない。
そうなると、子どもはおちおちハシカも患えず、立つ瀬が無いのである。
by teenspost | 2007-04-19 23:31 | ♪徒然Sawanism