ハダカのつきあい

スタジオ悠にくる人から、外で突然声をかけられることがある。
いや、多くの場合は、その場で声をかけられるのではなくて、
「このあいだ、◯◯で見ましたよ」とか、目撃証言後日談が多いかな。

今日は、温泉から出てきたところで、一人の女性に声をかけられた。

いろんな人に会う仕事をしていると、
どこで何をしている時に誰に見られているか分からないわけで、
だからこそ、いまさらカッコつけても仕方ないので、
もうどこへ行っても、そのまんま「地」で通すしかないのである。

以前、小学校教師をしている知人に「子どもが学校に通うということは、まるで親がすっぽんぽんのハダカでランドセル背負っているようなものでしょう」と言ったら、
「うん、教師だって、子どもたちの前ではハダカですよ」という答えが返ってきた。

そうだね、ワークショップやカウンセリングをはじめ、人と関わる仕事は、知らぬ間にお互いを開示しているものだ。

自分に閉じていれば、他者も見えないけれど、
自分を開けば、他者も見える。

♪どんなにじょうずにかくれても、黄色いあんよが見えてるよ〜

だが、最近じゃそういう当然のことが前提にならなくなってきているらしい。
「ほんとうの自分を見せてはならない」という思い込みは、
「その気になれば自分を隠しおおせる」という幻想に基づいている。

でもね、私たちは自分の背中ひとつ、自分だけでは見れないのだよ。
他人の力を借りてこそ知りえる自分の姿があるはずだ。


それでも、思いがけない場所で目撃した人にしてみれば、状況によっては、知らんぷりする方がいい場合だってあるだろう。
そういうビミョーな仕事であることをわきまえて、こちらからはあえて声をかけないこともある。

以前、駅のホームで、その昔、スタジオ悠によくきていた男性の姿を見かけた。
家族づれだったので、あえて声をかけずにいたら、あちらの方から声をかけてくれた。
「ひさしぶり。お元気ですか?」と差し障りない挨拶をかわし、ご家族にも会釈をし、そのままホームでわかれた。

思いがけぬ場所で、突然、声をかけられるのは嬉しい。

今日、温泉で声をかけてくれた女性は近々スタジオ悠に来るそうである。
スタジオ悠は心のお風呂屋さん。
うん、ハダカのつきあいしようぜ!!
もちろん、タオルとパンツ(境界線)は忘れずに。

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by teenspost | 2007-05-24 21:09 | ♪徒然Sawanism