幸せを幸せでつなぐ人々

那覇から関空経由で高知龍馬空港へついたのは、10日の午後。
関空から高知は、飛行時間30分ほど。
ちょうど那覇から宮古島くらいだろうか。
那覇から1時間近くかかる石垣島は、東京-大阪に等しいそうだから、沖縄の離島はどのくらい遠く離れていることか。

高知龍馬空港から海岸線を東へ小一時間車を走らせ安芸に到着。
安芸と言えば、阪神タイガースのキャンプ地。
このところ、沖縄からず〜っと、プロ野球のキャンプ地を巡っているような旅をしているのだが、いやいや、この安芸市は沖縄よりもずーっと暖かくて、びっくり!058.gif久しぶりに太陽を見た。
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さて、空港名につけるほど「坂本龍馬」を愛する高知県民だが、私にとっては、龍馬より「樋口恵子」を生んだことの方が大きいのではないかと思える。

中学時代まで脊椎カリエスのため療育施設で寝たきり生活を強いられた樋口恵子と、炭鉱事故で十代で脊椎損傷の障がいを負った近藤秀夫、この2人が出会い、自立生活運動のリーダーとして、この日本に「障がいは個性だ! パワーだ!」をスローガンに、米国バークリー仕込みのピアカウンセリングやアサーティブトレーニングを導入し、当事者性の実践と権利回復を広めた意味は計り知れないものがある。
また、樋口は障がいを持つ女性として初の町田市議として地方政治に当事者性と女性問題の視点を注ぎ込んだ。

その2人は昨年の暮れ、スタジオ悠の「ピアサポート塾 福祉(しあわせ)学」でこれまでのヒストリーを語り聴かせ、その後まもなく、樋口恵子の故郷、高知県安芸市へと移り住んだ。

東京町田市にあった樋口&近藤宅は様々なメディアに取り上げられてきた夢のバリアフリー住宅であったが、山と海に囲まれた安芸市の新居はさらにさらに素晴らしい。
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その新居祝いのために、スタジオ悠でも度々ライブコンサートを開いてきたアイルランド音楽家の守安功&雅子さんたちが心地よい調べを奏でる。
各地の友人、仲間が集い、東京から駆けつけた設計士、環境デザイナーは、それぞれ口々に「こういう家づくりに関わらせてもらえてほんとうに幸せだ」と言う。

樋口&近藤は、自分たちが幸せになることで、いつも周りの人々を幸せにしてきた。
幸せを幸せでつないできた。
そういう人こそ、福祉(しあわせ)のリーダーであり、スペシャリストなのだ。
その社会資源「樋口恵子」を理事に迎えられたTEENSPOSTも幸せものである。

追記: 
高知のホテルで見ていたネットニュースで沖縄の米兵女子中学生暴行事件を知った。
やるせない。
by teenspost | 2008-02-12 21:38 | ♪徒然Sawanism