明るい性格

f0107724_22441597.jpg仕事が遅くなると、タクシーで帰宅する。
今日、乗せてもらったタクシードライバーは、ちょっと強面のドスの利いた声で、愛想話も無駄話も一切しない。
助手席の裏側には、乗客に見えるように、ドライバーの出身地とか趣味とか写真付きの自己紹介が記されたカードがついている。
そのドライバーの紹介をよく読んでみると、「明るい性格」と書いてあった!

ほんとはああ見えても、明るい性格なんじゃないのかな?
人は見かけじゃ分からないからな。
まてよ、もしかするとこれは「明るい性格になりたい」という願望なんじゃないか。
それとも、本当は明るくないんだけど、「明るい性格」ということにしておいて安心感を与えようとサービスしているのかな。

…車内で一人でとりとめなく考えている間にも、ドライバーはひたすら黙々と運転している。
その寡黙な様子と「明るい性格」というストレートな言葉のミスマッチがなぜか憎めなくて、妙に可笑しくて、静かな車内で一人で笑いをこらえて腹筋に力を入れて耐えているうちに、自宅前に到着してしまった。

ドライバーにお金を支払うと、「お忘れ物ないように!」とバリトンの声を発し、無表情で走り去った。
ふと、そのドライバーがはじけたときの姿を想像してみた。
by teenspost | 2008-04-17 22:44 | ♪徒然Sawanism