大人しいオトナたちの夜明け

2日間のTEENSPOSTセミナーには、たくさんの方に足を運んでいただき、大盛況のうちに幕を閉じることができました。
ありがとうございました。

1日目は、理事3人のトーク「みんな子どもだった」にはじまり、映画を見ながら、あらためて「子ども問題という大人の問題」を洗い出してみました。

2日目は、ACの回復プログラムの新たな潮流と新しい学びのイメージを提示してみました。

沈黙の中で苦悩している子どもたちの問題や、そのまま大人になった「大人しいオトナ」たちの問題は、ウツ・自殺・過労死の増加やさまざまな家族問題の結末として社会に浮かび上がることはあっても、そこに至るプロセスは闇の中に閉ざされたまま、光があたっていません。

f0107724_9574650.jpgそれは、一生を施設で保護された障がい者が、あのままの感情や欲求を表現する力を奪われ、自分の人生を創りだすための自己信頼を失い、自由を恐れる、いわゆる「施設病」に重なります。

障がい者の自立生活運動は、1980年代から、いち早くそこに、自分たちの手で必要な社会的サポートを提供する受け皿をつくりはじめ、各地に自立生活センターが建ちました。
ゆえなき差別や抑圧に傷ついた子ども時代の傷みをケアし、アサーティブな自己表現を手にすることで、あたりまえの生き方(権利)を回復し、社会にむけてメッセージを発信する当事者運動の先駆けでした。

「大人しいオトナたち」は今、その黎明期にいると思います。

弱さからはじまる先駆的な挑戦が、弱いところに立つ人々だけでなく、強さから降りられない人々をも解放する、そんな時代が夢ではない。
そういう新たな潮流の上に、いま私たちは生きています。
by teenspost | 2008-05-26 10:01 | ♪スタジオ悠々日記