世代を超える?インターネット

TEENSPOSTは先日、ドコモの市民活動助成から「ティーンのこころとからだを応援するネット保健室」プロジェクトへの支援が決定し、来年に向けて携帯サイトをリニューアルする。
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レターカウンセリング思春期相談室ティーンズポストを開設してはや17年。
書くということが自己解放・自己回復の大きなチカラになることには変わらないが、21世紀に入って、子どもから大人までがパーソナルな携帯電話を手にすることで、インターネットが生活の隅々に入ってきた。(写真は、高校生のオリジナル携帯手づくりアート)
メディアは常に変化する。
その中で、ティーンに向けた携帯サイトを制作してきたわけだが、
ここへきて、アクセス制限するフィルタリングや子どもの居場所やアクセス履歴を親がパソコン上で閲覧できるサービスやら、大人が作り出した世界が危険だからと、安全な世界をつくるために、大人が子どもの境界線に侵入するという皮肉な現象が起きてきた。

そもそも、大人自身がそんなえらそうなこと言えるほど理解しているのか?と思うほど、通信機器の発達は急速に進んできたわけである。

f0107724_11212616.jpg「12歳からのインターネット  ウェブとのつきあい方を学ぶ36の質問」という本を読んだ。
著者は1981年生まれということだが、このあたりの世代から発信された情報から学べることは恵みだ。

いかに大人が誤った知識や無知ゆえに、自分自身を信頼できず、その代償として子どもを信じずコントロールしているか、ということを事実としてきちんと伝えつつ、子ども若者に向けて「今の大人たちより成長して、豊かなコミュニケーションをつくろう!」と呼びかけるスタンスは、いまTEENSPOSTで制作中の非暴力プログラムの指導書とも重なる。

真実を知れば、人は成長するものだが、真実を知らない大人は子どもに真実を伝えられない。そのかわり、「寝た子を起こすな」と真実に目を背けさせて管理する。
かくして、ジェネレーションギャップは深まるばかり。

この構造は、暴力、差別、性教育も、家族問題も、すべて等しく繰り返されてきた。

この悪循環を喝破するのが、「リテラシー」という「読み解く力」だ。

新たな携帯サイト作成プロジェクトでは、ゆたかな関係づくりのためのメディアリテラシーとエモーショナルリテラシーを発信していきたい。

また、今日からは、女性のための非暴力SPAプログラムがはじまる。
2年目となる今年も、あっというまに参加者が集まった。
大人たちこそ、安全で豊かな関係をつくるために、ほんとうに必要な情報と真実を謙虚に学ばなければならない。

危険な世界は、知ることも語ることも許されない。
知ること、語ることから、安全な世界をイメージしよう。
by teenspost | 2008-08-02 11:33 | ♪徒然Sawanism