チェリーセージの赤い花

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PETA(フィリピン教育演劇協会)のワークショップから一週間が過ぎ、ただいま非暴力ワークショップの指導書づくりが山場で、昨日も編集者との打合わせ以外は、自宅で缶詰で作業していた。

ミネソタの依存症回復施設ヘイゼルデンでアフリカ系の思春期カウンセラーからすすめられた、ユダヤ系の暴力予防教育家ポール・キベルさんの著書を、アジア系女性の私が初めて手にしてから、はや6年。

素晴らしい本だからと、読む傍から現場で紹介してきたけれど、それを翻訳して、さらに日本の状況に見合うように編んで、指導書として完成していく作業は、注いでも注ぎきれないほど情熱が要るものだ。

ポールさんの来日までになんとか間に合わせたい。

その作業を、先日のPETAのワークの余韻の中ですすめていけることは有り難い。

PETAのファシリテーター、ポンさんは、ワークショップの最後に屹立として語った。
「私は政治家が汚職ばかりの貧しい第三世界から来て、日本にあげられるものなどなにもない」と。
そして、たくさんの愛情と開かれた自由の空気を参加者とともに創り上げた。

全国各地から集まった参加者たちは、それをしっかりと胸に抱きとめて、学校、病院、相談機関と各自の現場に戻った。

ふと、フレイレの言葉を思い起す。
「権力を用いて抑圧する抑圧者が、その権力の中に被抑圧者や自分自身を解放する力を見つけ出すことは不可能だ。被抑圧者の弱さから生まれるパワーだけが、両者を解放するにたる強さとなる」

今の私のメンタリティと最も重なるゲストを2人招ける、この秋。
庭には、チェリーセージの赤い花が満開だ。
by teenspost | 2008-10-01 08:57 | ♪徒然Sawanism