カムイの庭で遊ぶ

f0107724_21355859.jpg北海道伊達赤十字病院での2日間のワークショップは、なんと今回で6回目だときいて、我ながら、びっくり!!
病院の最上階にある海を一望するロケーションはさることながら、入口から会場のいたるところに、とにかく、楽しみながら準備して心待ちにしてくれているナース、ドクター、コアスタッフの有り難い心遣いが満ちている。

ナースのゆんこさんの手づくり看板はいつもアート、今回はまた「Making the peace」の表紙を生かし、手のこんだ作品で参加者を迎え入れてくれた。
こういう温かいハートと創造性は、人から人へと確かに伝播する。
なんて、幸せで豊かな空間だろう。
f0107724_21361336.jpg

今回は「内に向く暴力への介入」という大切なテーマをもとに、笑いあり涙あり、歌あり、踊りあり、芝居あり・・・さまざまな表現が開花し、誠実な分ち合いが結実し、2日間はあっという間に過ぎた。

帰り際に「早く来年にならないかなあ」ともう来年のことを楽しみにしてくれる参加者もいる!

そして、いつものように、駅で汽車が動き始めても、手を振って見送ってくれるスタッフの姿に、たぶん、ファシリテーターの私こそ、たくさんのものをいただいて帰るのだ。

さて、2日間の研修を終えた帰路の途中で、今日、金田一京助に見いだされ「アイヌ神謡集」を著わし19歳で夭逝した知里幸恵さん(1903-1922)の生家を訪ねた。(そのことについては、また、あらためて詳しく書きたい。)

アイヌの神様が遊ぶというカムイミンタル(kamuy-mintar=神の庭)と呼ばれる縁の地(写真下)を歩くと、知里幸恵さんの言葉が天から降ってきた。
f0107724_21362823.jpg

その昔この広い北海道は、
私たちの祖先の自由の天地でありました。
天真爛漫な稚児のように
美しい大自然に抱擁されて
のんびりと楽しく生活していた彼等は
真に自然の寵児
なんと幸福な人たちであったでしょう。
(知里幸恵「アイヌ神謡集」より)

by teenspost | 2008-12-01 22:10 | ♪渡り鳥の旅みやげ