フォーチュン・クッキー

愛犬クロが今朝旅立った。

9月に発刊した「こじれない人間関係のレッスン」では初めてプロフィールを載せた通り、TEENSPOSTと同じ年の15歳だった。
犬齢では、人間の90歳くらいらしいから、天寿を全うしたのだろう。

今日は、ひと月前から休みをとっていた一日だった。

沖縄に行く前から食欲がなくなっていたから、心配していたが、日毎に衰弱して、一昨日から立てなくなって、今朝、亡くなった。

家族がみな仕事に出て私だけ残った家で、哀しくて子どものように声をあげて泣いていたが、不思議なほどに、心は満たされていた。

駆けつけた家族も同じようだという。
「あまりに大きな存在過ぎて、あまりに沢山のものを与えてくれた犬だから、最期のお別れでも、なんだか胸いっぱいに満たされていて、前向きな幸せな気持ちにしかなれない」と。

十月初めに米国から帰ってきた時、ペット用のフォーチュン・クッキーをお土産に買ってきた。

中華料理店でよく出てくる、クッキーの中に、機知に富んだ言葉が書かれた紙切れが入っている菓子の犬用という代物である。
さすが、スヌーピーの故郷のミネソタ製。
舌が肥えている犬なので、以前イギリスで買ってきたクッキーなどは見向きもしなかったから、どうかなと思ったが、クロはよろこんで食べた。

f0107724_20521875.jpgそして、私はクッキーの中の紙切れをつまんで読みあげだ。
「Man's best friend is a dog.
Dog's best friend is a man with food.」

ついでに、日本語で訳してきかせた。
「人間の親友は犬だ。犬の親友は食べ物を持った人間だ」
クロは満足して静かに眠った。

今日もその時とかわりなく、静かに眠っている。
色とりどりの花とクロの好物と今は空っぽになったフォーチュン・クッキーの箱も供えた。
by teenspost | 2006-11-30 15:20 | ♪徒然Sawanism

沖縄エナジー

沖縄での一週間が無事終わりました。
那覇でのプログラムに来てくださった皆さん、ほんとうにありがとうございました!

身体はヘトヘトに疲れているんですが、身体の奥の方にエネルギーが貯蓄された感じです。
沖縄エナジーとでもいうべきものか。

那覇では、毎日新しいアプローチに挑んでみました。
今回はパソコンを持参し、ホテルの部屋で一日一日、その日毎のプレゼンや資料をつくりました。
沖縄で毎日ホテルにこもるなんて、精神衛生に悪そうですが、天が味方したのか、私が作業をしている間は外に出られないほど天候が悪く、気分転換に国際通りでも自転車で走ろうかと思うと晴れ間が見えたり、そして、最終日には、夜の講座を残すだけとなったとたん、日中、青空が広がりました。

f0107724_21411068.jpgわざわざ休暇をとってやってきた超多忙な相談職の友人がマイカーを走らせて南の秘境に連れて行ってくれました。
←大地と空と海を望むモアイのような岩と対話しました
たぶん、そこで充電されたかな。

そして、きわめつけは最後の晩の「子どもと大人の非暴力プログラム公開講座」に、いつも支援してくださる方たちが足を運んでくれました。
ほんとうに心強くて、嬉しかったです。
もう、バッテリーはビンビンだぜ!
by teenspost | 2006-11-27 21:44 | ♪渡り鳥の旅みやげ

今日は1日、おきなわ女性財団との共催で「安全な怒りの表現」というワークショップをやりました。
ワークショップと言うと緊張して構える人が多いのはいずこも同じですが、沖縄の参加者の方はからだを使ったゲームとともに、笑い声が生まれ、すぐに打ち解ける身体の芯のしなやかさを感じます。

年々、都会化が急速に進む那覇ですが、それでも、今回のテーマですぐに参加者が集まるのは、近代化の波に壊れることのない、この土地の健全さなのでしょう。

那覇では年に何度もできないワークショップなので、オリジナル・特別プログラムを用意しました。
なかなか、面白いプログラムになったと思います。
冬にスタジオ悠でもやりたいなあ。

プログラムが終る頃には、はるか那覇空港のむこうに夕陽が落ちていきました。
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明日は、いよいよ那覇最後の晩。
子どもと大人のための非暴力プログラム公開講座「次代とつくる暴力予防プログラム」が7時からおきなわ女性財団てぃるるであります。
by teenspost | 2006-11-23 23:02 | ♪アサーティブ・ラボ

琉球の嵐

今日は沖縄市にある美来工科高校へ行きました。
この奇麗な名前の高校には、コンピュータグラフィック科もあるということで、講堂に集まった900名の生徒さんたちにまずはCGアニメ「The Inner Space Odyssey With Kuro クロちゃんと内宇宙の旅」を観てもらいました。
★ただいまHP上で予告編上映中>>>こちら

実は昨晩には沖縄女性財団てぃるるで「DVに関する勉強会」があり、内科医でもあるACのまさに来てもらってDVに傷ついた子どもの目線でメッセージをしてもらい、さらに自立と回復の話をさせてもらったのですが、一夜明けて、今日の高校生のみなさんにも同じような内容で話させてもらいました。

それは、DVに傷つく人だけでなく、これから親密なパートナーシップを築いていく高校生たちにとっても、また今を生きるすべての人に、必要な「親密な関係性」と「精神的自立」の話です。

男子生徒が圧倒的に多い美来工科高校ですが、実習のための作業服を身に付けた姿は、かなりカッコいいです。

そんなカッコいい生徒さんたちを前に、「カッコいいオトナになるための5の資質」なんて(余計な)話をしてきちゃいました。

f0107724_22233883.jpg 1. 人の話に耳を傾けます
 2. 人を手助けします
 3. 可能性を開きます
 4. 行動してみます
 5. 他人の力を必要とします

そう、カッコいいオトナは、勇気とコミュニケーションを使えるから、暴力を使う必要がありません。

みんな、耳を澄ませて聴いてくれて、ありがとうネ!
カッコいいオトナになってね、きっと!

高校を出る頃、雷鳴と共に雨が降り出しました。
琉球の嵐です。
by teenspost | 2006-11-22 22:31 | ♪渡り鳥の旅みやげ

猫が棲んでいる高校

ワークショップ渡り鳥は、一週間ほど沖縄で飛んでいます。

今日の午前中は、浦添商業高校で「DV講座」(おきなわ女性財団企画)です。
商業科、情報処理科、国際観光科、あわせて900人の高校で、タイとミャンマー国境のストリートチルドレンの話、フィリピンの漁村の話、そこで暴力をこえて新しい世代と共に平和で安全な世界づくりをしている草の根の人たちの話、そして、私たちが日常で一人でも始められる平和づくりとしてのアサーティブネスについて、お話しさせてもらいました。

f0107724_21215636.jpg真摯に耳を傾けてくれる表情と、キレイな笑顔が心に残りました。

講座が終ると、すぐにお昼の時間。
校内にはお弁当屋さんがやってきて、ボリュウム満点、バラエティに富んだランチを150円とか200円で販売するため、あっというまに黒山の人だかり、あっちからもこっちからも手が伸びてきます。

お弁当屋さんに「この値段でつくるのは大変ですね」と訊いたら、「だって、高校弁当だもの、そんなに採れないでしょ」と、いかにも沖縄的あったかい答えが返ってきます。
ゴーヤチャンプルーや、ジューシー(沖縄炊き込み飯)や、アンパンマンのかたちをしたチョコレートパンとか・・・
生徒さんたちは、それぞれのランチをゲットして、庭のベンチや校舎の一角や、いろんな場所でお昼ご飯です。
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そこへ、どこからか一匹の猫がやってきた!
そう、みんなのランチのお裾分けをもらって、ここの高校に棲んでいるのだとか。
久々に、とっても自由で自立した愛らしい猫の姿を見せてもらいました。
by teenspost | 2006-11-20 21:22 | ♪渡り鳥の旅みやげ

伊達のFUZZY

f0107724_22121057.jpg北海道伊達赤十字病院での非暴力ワークショップ2日間を入口で出迎えてくれたのは、看護師のY子さん手作りのファジー&オブジェです。
参加者は病院の医師・看護師・心理士・ワーカーをはじめ医療スタッフ、地域保健師、学校教員、ご家族の方達、そして、東京、沖縄からも協力者が駆けつけ30名ほどに。(うちNAC会員7名)
体調がつらかった私は、「なんとか身体がへたらずに保つように」とそれだけを祈って、支えてくれる仲間の力を信じました。

f0107724_22122499.jpg伊達のワークではいつも沢山のものをいただいて帰るけれど、今回もまた、うまく言葉にならないほど、ほんとうに素晴らしいワークショップでした。
こんなにステキなワークショップをさせてもらって、感謝感謝です!
ただ、ただ、ありがたい、ありがたい。

どんなにつらい時でも、伊達でワークショップを終えると、この仕事をしていてほんとうに良かったと心から思える…仲間がそう思わせてくれるのです。
たくさんの信頼と安心と、仲間のさりげない気配りで、参加者一人ひとりのこころとからだがあたたかくほどけていくのです。

▼お昼のお弁当のお知らせをする手作り案内ボードもご覧の通り

f0107724_22123744.jpg帰路は羽田から神奈川県大和市のDV支援者研修会場に向かったのですが、その講義でも、そういうワークショップをやれる病院が北海道にあるのです、と紹介させてもらいました。
それこそが、なによりの非暴力の啓発making the peace & days of respect だと思います。

さきほど、看護師のI子さんから嬉しいメールをいただきました。
「素敵な アレンジでしたね。全てが用意されすべてがうまく調和して 最高のワークショップになったんだと思います。非暴力のワークショップは 面白い!!とっても楽しかったよ。」

終ってから気づいたのですが、11月11日は、第一次世界大戦が終結した「世界平和の日 Worldwide Global Peaceday」だったんですね。
by teenspost | 2006-11-13 18:58 | ♪渡り鳥の旅みやげ

ペケレウダバシ

ワークショップ渡り鳥は、今週末は、いよいよ北海道伊達市へと向かいます。
千歳空港からJR急行で二時間くらい、函館に向かって海岸線を走ると、北海道の湘南とよばれる伊達市に着きます。

この町には、また、ペケレウダ橋という名の橋があります。
先住民アイヌ民族の言葉が地名となっています。

伊達市のお隣は室蘭市です。
こちらは、近年「室蘭のやきとり」で話題を呼んでいます。
室蘭のヤキトリ屋に入ると、ヤキトリが出てきます。
当たり前です。

そのヤキトリなんですが、豚肉とたまねぎが串に刺さっています。
鶏肉と長ネギではありません。
七味ではなく、黄色い洋からしでいただきます。

固定観念に縛られて生き難い方は、ぜひ、北海道を旅してください。

「なーんもさ、いいんでないかい」という北海道の言葉は、
沖縄の「なんくるないさあ」にも、タイの「マイペンライ」にも通じる懐の深ーい響きを持つ言葉です。
というわけで、ワークショップ渡り鳥にとっては肌の合うサンクチュアリィです。
色とりどりの仲間が飛んでいます。
by teenspost | 2006-11-07 19:39 | ♪渡り鳥の旅みやげ

体感! アサーティブネス

f0107724_22483648.jpg今日はアサーティブネス講座第二回目です。
アサーティブトレーニングのプログラムをはじめて、かれこれ15年になるのですが、今回の講座から、この9月に発刊した「こじれない人間関係のレッスン」をテキストとして使うようにしました。

1970年代から先駆的な教育書を多数刊行してきた太郎次郎社を版元として“感じて考えて行動するテキスト”として作ったからには、どんどん有効活用しなくちゃね。
特に七章中の前半三章では「エモーショナルリテラシー=感情の読み解き方」を丁寧に解説しています。
もちろん、クロちゃんのイラストが爆笑・失笑をそそる…画期的なテキストです。

講座の中では、本を読むだけでは実感できないものをいろいろ盛り込んでいます。
今日は、「頼む」をテーマに盛り上がりましたねー。
アサーティブネスとは、人と人との間で生身で感じ取る生きた知恵なんです。

さて、アサーティブネス講座が終了すると、TINGOS!のメンバーたちが定例練習にやってきました。
今日は新しいメンバーも2人参加し、総勢20名、うち男性は7名。
そういや、メンバーの多くはアサーティブ講座の修了者です。

そう、この歌うピアサポートTINGOS!は、汗をだくだくかきつつ仲間と歌うことで自己否定感をデトックスし、自己信頼と共にアサーティブネスをみがくプログラムでもあるのです。
歌うことを通じて、聴く力、自然な声のトーン、情緒の表現とキャッチボール、間の取り方、権利意識…ひとつひとつを自分自身の内側に育てていきます。

今日は、来月のクリスマスLive、新春Liveに向けて、新曲を含め、みんなで心を添わせて歌いました。
12月23日のクリスマスLiveでは、「青白歌合戦」という新企画も登場し、練習が終るや、今日はその話題に花が咲き、笑い声の中から面白そうなプランが温泉の如くわきでてきました。うん、楽しみだー!

★TINGOS!のクリスマスLive 12月23日(土)18:00〜
 玉川学園文化センター・ホール 500円
ただ聴くもよし、観るもよし、歌うもよし、踊るもよし、とにかく元気が出ます!
 みなさんどうぞ! 詳しくはこちら
by teenspost | 2006-11-04 22:52 | ♪アサーティブ・ラボ