欠航! 血行! 結構! 決行!

石垣島最後の晩、すべての日程を終えた安堵感とともに、ふと気がつけば、石垣の海をゆっくり眺める時間もなかったなあ、と悔やんだ。
明朝の那覇行きが欠航になれば…なんて、一瞬思ったが、そのまま疲れ果てて、眠りについた。

翌朝、携帯にJALからメールが入った。
「ご搭乗予定便が欠航となりました。ご迷惑をおかけして申し訳ございません」
なに!? 欠航!?
思わず、一人でワッハッハッ…と大笑い。
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さて、どうやって帰るかなと、JALに電話し、那覇経由ではなく、正午に石垣空港を発つ羽田直行便に変更してもらえないかと交渉したところ、そのように取りはからってもらえた。
これなら、当初の予定とほぼ同じ時間帯で帰京できる。
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やっぱり、この島には神様がいるね。

しかも、その直行便は横浜から駆けつけてくれたふーちゃんが予約していた便であった。

かくして、搭乗手続き後、小一時間の余裕ができた私は、ふーちゃんとともに石垣の美しい海と空を堪能し、つかの間のタラソテラピー(海洋療法)。
とにかく、海風にあたれば、大抵の疲れは吹き飛び、エネルギーを充電できるって。

そして、石垣空港を発った私たちは、機内でずっと、おしゃべりしながら、途中宮古のトランジットでゲットした沖縄ごはん(宮古焼きそば、ポークたまごおにぎり、ふーちばじゅーしー)をほお張り、あっというまに羽田に着いた。

石垣は快晴26度、羽田は小雨の7度。

f0107724_223420.jpg東京に戻ってきたら、ポール・キヴェルさんからメールが入った。
「ポールさんと学ぼう! 暴力から自由になる10ステップ」に登場する“ポールさんキャラ”がとても気に入ったとのこと。
「沖縄のワークショップがうまくいくように願っている」と温かい言葉が添えられていた。

ほんとうに、今回もまた、沢山の人に助けられ、あらためて感謝、感謝です。053.gif
by teenspost | 2009-02-23 21:27 | ♪徒然Sawanism

心開き 自分伝えて

10 月末に沖縄から出発し、広島、北海道、兵庫、京都、茨城、愛知…と4ヶ月巡った「ティーンのための非暴力ピアプログラム事業」の出張プログラムが今日沖縄県石垣市で終了した。

八重山福祉保健所には、ラブピアプライスやいまのメンバーをはじめ、石垣市の子ども支援者の方達、そして沖縄本島首里出身の横浜市福祉保健所ワーカーでサポート会員のふーちゃんも駆けつけてくれた。
今回の沖縄出張では、10日間で15箇所を巡る旅はハードな日程だったけれど、各地の支援者・協力者のみなさんから貴重な機会をコーディネートしていただき、みなさんの温かい心遣いに助けられて無事ゴールを迎えた。
ほんとうにありがとうございました!

正直なところ、このままのんびり石垣島で休養をとりたいところだが、これから東京に戻り報告書やこれからの事業展開へと続く。
このブログはプロジェクトの貴重な記録として報告書に盛り込む予定。
そんなわけで、このところ、毎日書き込み続けた。

今朝の琉球新報に、先日の八島小学校のワークショップの記事が出たと、夕方、養護教諭の友利先生が新聞を届けてくれた。

「心開き 自分伝えて」

それは、まさにまさに、非暴力という美しい力。
このプロジェクトの願いと祈り。
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by teenspost | 2009-02-22 21:06 | ♪徒然Sawanism

ラブピアプライスやいま

石垣島には3つの高校がある。
そのそれぞれの高校の中で、ピアサポート活動が行われている。
生徒たちの直面する悩みに、同じ立場で仲間同士が支え合う相談活動や、喫煙・飲酒予防教育、エイズ教育など必要な情報を学び合うピアエデュケーションが行われている。
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その三校のピアサポーターと地域の養護教諭、保健師が「街の中の保健室」をキャッチフレーズに立ち上げたNPOが「ラブピアプライスやいま」である。

今日はそのティーンズ会員と「非暴力ピアプログラム」を行った。

女性同士でこのプログラムをする時に、女性の内面に刷り込まれたセクシズム(性差別)が浮き彫りになるように、ティーン同士の中では「子どもは価値がない=大人に従うべき」という内在化したアダルティズム(大人主義)があぶり出されてくる。

知らぬ間に自分自身の中に取り込んだ自分を支配する呪縛に気づき、それをほどいていくことではじめて、人は自分自身の権利意識と尊厳を取り戻し、心の自由と平和を創りだすことができる。

それはアタマの理解ではなく、からだ感を通じて、こころで修めていく学びだ。
最初は固く閉じて表現を抑圧していたティーンたちのからだの動きが、さまざまなアクティビティを通じて、1日かけて少しずつゆるやかにゆるんでいった。

暴力のサイクルをオブジェにしたものを眺めながら口をつぐむティーンに、「感じる言葉はたくさんの言葉でなくてもいい、今の感じをシンプルに短い言葉であらわして」と促すと、
「重い」「つらい」「きつい」「美しくない」…という情緒の言葉が並べられた。
そして、そこから、希望のイメージを言葉にした。
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八重山の人々は、情念が熱いぶん、自分自身を開示することに、とても慎重でシャイだ。
だからこそ、こんなに芸能が盛んなのだろうとも思う。

明日は「かまぼこの日」。
そして、人間より牛の数が多いという黒島の「牛祭り」だ。
名物の抽選会では、特賞に牛が当たるが、今年は丑年なので、特別に二頭あたるそうである。
by teenspost | 2009-02-21 18:33 | ♪渡り鳥の旅みやげ

あぱぴあぽんのうた

今日は、午後から八重山商工高校の全日一年生と、夜は定時でのダブルヘッター。

全日では「男性と女性が共に生きていくこと」にフォーカスしてみた。
また、定時では仕事場など日常で、わからないこと・できないことを人に聞いたり、助けを求めたり、指摘を受けたときの認め方…など、かなり具体的な場面を取り上げ、非暴力アクションのワークをした。
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ここの高校はTPの長年の支援者、渡久山さんが教頭先生をしている。
甲子園出場や、郷土芸能部の活躍や、全国的にも有名な日本最南端の高校だ。
さらに定時制の給食はかなり美味しい!!
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今晩のメニューは、ソーキ沖縄そば!!!! とろけるようにしっかり煮付けられたソーキ(骨付き豚肉)、地元の農園で採れた野菜には生徒に大人気の特製トマトドレッシング、いつきても心のこもった工夫一杯の献立は一食200円で、すべて給食室で作られる。
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給食室の調理士さんは生徒ひとりひとりの好みや食べる量も把握していて、まるで家族のように、生徒ひとりひとりに合わせて、盛りつけてくれる。

教頭の渡久山さんと養護教諭の大原さんは同級生だ。
同じ島に育ち、いままた同じ島で同級生同士が子どもをサポートする仕事のパートナーシップを組むなんて、東京育ちの私には想像もつかない世界だ。

さらに、もう一人の同級生の八重山農林高校の図書館司書、山根頼子さんは、その独特の世界観でTPの会報に「南の島の図書館便り」を連載してくれているTPのサポート会員だ。
最近、な・な・なんと作詞家デビューした!

f0107724_810374.jpgf0107724_8104843.jpg琉球放送の「おきなわのホームソング・7月の歌」でアニメと共に放送されたその曲は、その名も「あぱぴあぽんのうた」

「ぼくの名前は あぱぴあぽん だれがつけたか あぱぴあぽん ぱぴぷぺぽんぽん あぱぴあぽん (あぱぴあぽん あぱぴあぽん あぱぴあぽん ぽん ぽん) 竹じゃないんだよ (ワッハッハー) ナナフシ ナナフシ 七不思議 (ワッハッハー) 驚かせるのがだいすきさ」
「あぱぴあぽん」とは、白保の言葉で昆虫の「ナナフシ」のこと。

「第50回輝く!日本レコード大賞」の「企画賞」を受賞したんだと。知らなかった!!
明日の晩は山根さんをはじめ、この島の教員たちによる伝統舞踊の演舞会が市民会館で開かれる。

石垣島にやってきてからは、「ファジーの気持ち」の音楽朗読劇で八重山民謡「月ぬ美しゃ」を流している。
「月の美しいのは十三夜、乙女の美しいのは17、8歳〜」と歌われる子守唄。

とにかく、ここの島の人々と文化は、果てしなく深いのである。
by teenspost | 2009-02-20 23:33 | ♪渡り鳥の旅みやげ

ファジー諸島“八重山”

f0107724_1095092.jpg石垣島の周辺にある竹富島、鳩間島、西表島、波照間島・・・「八重山(やいま)諸島」という。
石垣島に初めてやってきたのは、もう15年も前、高校教員のためのカウンセリングとアサーティブの研修だった。
初めて降りた石垣空港からのタクシーの中で運転手さんから「この島はね、平和だからね〜、おまわりさんはヒマでね、ひまわりさんと呼ばれているよ〜」という、いきなり八重山ギャグの洗礼を受けたものだった。

だが、当時フジTVが入るやいなや急激に東京のメディアの影響が流れ込んだ時期で、ティーンのコミュニケーションの問題が様々に浮かびあがってきた頃だった。
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いつの時代も新しいメディアと子どもの問題が取り沙汰されるけれど、それをつくって差し出して金儲けしているのは大人社会なのであるが。。。

沖縄での仕事は、メールやFAXや電話で事前にやりとりするが、いつどこでだれとなにをするかは、こちらに来てみないと分からない。
このファジーな感覚をウチナーグチ(沖縄言葉)で「テーゲー」と言うが、それは、なんでも思い通りに決めた通りに予定調和を目指すことで関係を断ち切る近代文明の傲慢さに対して、大いなる自然とつながり共に生きるゆたかな寛容さである。
物事には、その瞬間にしかわからないこともあるというのがリアルな世界であり、“感情”とか“子ども”というものはそのものなのである。

今日は午前中、八島小学校6年生対象のワークショップ。
タイトルは「どんな気持ち? 私の気持ち? あなたの気持ち?」
いつも石垣島でのTPの研修会に参加してくれる養護教諭の友利先生から、「ティーンズポストのワークショップで6年生を中学に送り出したい」という熱いリクエストを受けた。
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午後からは石垣中学一年生対象の「ティーンのための人間関係ワークセミナー」で今日もダブルヘッター。

どちらも「ファジーのきもち」のストーリーテリングをはじめ、子どもたちとの掛け合いロールプレイ、今回あらたに開発した「声優ゲーム」とともに、楽しんだ。

さすが芸能の島である。
終了後の感想は、「いやー、一段とうまくなりましたね」「腕を上げましたね」とほめてもらった。
by teenspost | 2009-02-20 10:20 | ♪渡り鳥の旅みやげ

伊良部、癒しの海風

今日は1日オフ。宮古島の平良港から伊良部へ渡る。
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金曜に那覇に着いてから、いつも長期出張はそうなのだが、旅に出るまでの疲れがどっと出た。
月曜に那覇(沖縄本島)から飛行機で小一時間、宮古島に到着し、連日、朝から晩まで、ワークショップが続いた。
通常、東京にいるときには、そのような引き受け方はしないのだが、沖縄の離島で精力的に子ども支援をしている人の熱意にはかなわない。
私が役に立てるなら、使ってください。。。と心から思う。

今日は自分へのプレゼントで、宮古島から船で15分の伊良部島へ渡る。
ここの島も5年後には橋がかかり、宮古島とつながるらしいけれど、今はお忍びでやってくる芸能人とかダイバー以外は、島で暮らす人しかいない。

宮古島の仕事をいつも調整してくださる宮古島福祉保健所の池原さんは伊良部島で生まれ伊良部島で暮らし、毎日船で通勤している。TPのサポート会員でもある。
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ほとんど車の姿も人の姿も見えない島の中を池原さんの車の運転でおしゃべりしながら、歩くくらいの速度で巡る。
時折、車を降りて、海風にあたる。
そんな時間が何よりありがたい。

夕方、宮古空港から空路40分、石垣島へ入った。
by teenspost | 2009-02-18 21:14 | ♪渡り鳥の旅みやげ

天国に一番近い学校

午前中、宮古島市福祉保健所の職員研修を終えて、午後から池間島へと向かう。
池間島は宮古島と一本の橋でつながる離島。
この橋ができたのがTEENSPOST設立の頃らしい。
数年前に、この地域のアニミズムの聖地を訪ねるフィールドワークをした時に、学校が「御嶽」という守護神の祈祷所のそばに建てられているのを知った。

やってきたのは、池間中学。
エサを巻き付けた石を海に投げ深海魚を釣る一本釣りが有名なインシャ(漁師)の島であるが、過疎化が進み生徒数も減少の一途だそうで、現在は1年から3年までで19人。
でも、その少人数の良さに惹かれて、島外の遠く平良市内から通う生徒もいるらしい。
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いやー、楽しかった。
面白かった。
19人の子どもたちの掛け合いの中で、先生たちも一緒になって参加し、自由に飛び交う言葉と言葉のやりとりと、その相互の関係の中で、笑い、楽しみ、学ぶ。
教育本来の姿がそこにある。

生徒さんたちとのワークショップの後、先生方、地域保健関係者とともに学び合いの場ももたれた。
生徒の一人一人にこころを配り、あたたかく見守る教師たちの表情に胸打たれる。

帰り際に一人のベテランの先生が呟いた。
「ここは、天国に一番近い学校。できることなら、ずっとここで教師をしたい」と。
by teenspost | 2009-02-17 20:07 | ♪渡り鳥の旅みやげ

グーな関係でいこう!

今朝、那覇から宮古島に飛んだ。
起伏の少ないなだらかな宮古島では、風にそよぐサトウキビ畑の風景があちこちに広がる。
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午後からすぐに県立宮古総合実業高校で「かんたんアサーティブ 気持ちスッキリ伝えるレッスン」と題された非暴力ピアプログラムのワークショップだ。
この高校は一昨年にきた翔南高校と去年きた農林高校が春から合併した高校だ。

ところで今朝の琉球新報には「宮古総実高が銅賞 ソバ栽培でCO2削減」という記事が出た。

東京で開催された「ストップ温暖化大作戦全国大会2009」(環境省主催)で同校環境班の生徒が発表した「そばとサトウキビのグーな関係でいこう!」という実践報告が見事受賞したのだ。

サトウキビは二酸化炭素(CO2)吸収の働きが大きい作物で、石油に代わるバイオエタノール燃料や搾りかすの炭化といった温暖化対策としての期待が高い。その収獲後に、東京ドーム32個分の畑で、地下水を保全する効果の高いソバを生産し、食料自給率を向上させ、環境保護に効果的な循環サイクルの新たな提案を示したのだそうだ。

そう、環境破壊もまた関係を断ち切る暴力のサイクルだ。
そのサイクルを止めるために変えられるものを変えていく新しい関係づくりは、素晴らしい非暴力ムープメントだ。

ところで宮古島の名物はいろいろあるけれど、島のところどころでお見かけするこのチャーミングな警官の人形に出会うと、どんなときでも笑いたくなって、きもちがほっかりしてくる。
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こちらは、近隣のおじいの手づくり作品ではなく、上野村が制作している公的なオブジェ(?)であるらしい。
もしかすると、親戚は道頓堀の食いだおれ太郎かもね、とか想像してみたりする。

さて、夜は宮古島警察署で思春期の子育て中の家族を対象としたグループワークを行った。
思春期のさまざまな問題を「内に向く暴力」の視点からとらえなおし、自立を支援する大人たちがどのように寄り添い力を合わせていけるか、ピアサポートとアライづくりの実践を試みてみた。

保健所にも、高校にも、警察署にも、ハートのあるセンスいい人がいて、そういうところで、子ども・若者の支援について実践的に語り合えると、精神衛生にとーてもいいのである。

この非暴力ピアプログラムというのは、とにかく考えるよりもやるもの、習うより慣れるものなのである。
by teenspost | 2009-02-16 23:05 | ♪渡り鳥の旅みやげ

いっぺいの花

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那覇から東へ、今日は与那原へ。
大通りを左折すると、黄色い「いっぺい」の花が街路樹に咲きこぼれている。
いっぱい咲くから「いっぺい」なんだと誰かから聞いたけど、ブラジルの国花イペーなんだと後で知った。

今日は、沖縄で最も歴史ある児童養護施設「愛隣園」での職員研修。
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施設には4つのホームがあって、2歳〜18歳までの子どもたちが、一つのホームに17人〜20人、4人の職員ととともに暮らしている。
一番長く勤務しているスタッフは38年になるという。

今日はそこで「非暴力ピアプログラム」の概要と、機能不全からの回復をテーマに学び合いをした。
さまざまな事情で家族と離れて暮らす子どもたちが成長していく中では、常にたくさんの問題が施設に持ち込まれることだろう。
問題があるから機能不全なのではなく、その問題への対処の仕方が機能不全では、子どもたちは育ち合うことが難しくなる。
子どもたちは問題をきっかけに学習し、そのときの大人のコミュニケーションを真似て成長していくわけだから、職員自身の関係づくりや問題への対処が試される。

どこの現場でも、一生懸命取り組んでいるスタッフが「もうへとへとです。いつまで続くか。何度もやめようかと思います」と言う。
そういう人たちが少しでも、心ほどいてラクになってもらえたらと願う。
そして、これを機会に遠く離れていても、つながり合い、励まし合えたらと思う。
by teenspost | 2009-02-14 21:02 | ♪渡り鳥の旅みやげ

9時に羽田を発ち、正午前に那覇に着いた。
25度。暑い!
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すぐに車で40分の南部にある具志頭中学に向かい、二年生対象の非暴力ピアプログラムのワークショップ。
「それでは、クイズです。私は今日那覇空港で着ていたものを何枚脱いだでしょうか?」
後方で「はーい!」と勢いよく手を挙げている男子生徒がいる。
「5枚!!」 ♪ピンポーン 正解…
そんな感じで始まった。
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サトウキビ畑と海に囲まれたゆるい空気を胸いっぱい思い切り吸って育った子どもたちの表情を見ていたら、かりゆし58の歌を口ずさみたくなる。

ふと、会場となった講堂の壁に目をやると、文字が書かれている。
沖縄では猛烈な台風が通過しても看板が飛ばされないよう、コンクリートの壁に直に書かれている商店やビルの看板を目にするが、学校のスローガンが壁に直に書かれているではないか。
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再び、那覇へ、県立小禄高校に向かう。
その途中、すごいものを見つけた!
立ち止まって、撮影。
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交差点に立つお巡りさんの人形だ。地域に住むおじいが手づくりしたという。

放課後の小禄高校には、先生と保護者だけでなく、他校の校長さんや養護教諭や様々な子ども支援者が足を運んでくださった。

大人が子どもを信じない、若さの持つ可能性を認めないゆえに起こる「アダルティズム」という暴力について話した後で、「若い頃、大人に言われて嬉しかった言葉」を思い出してもらった。
大人の口から情緒の言葉が次々と飛び出してきた。あふれてきた。

最後に挨拶した教頭先生は、若き日に、18歳の相手と結婚しようと決めた時のこと、その若さを心配する親族に対して父親が言った言葉「私の息子はステキな女性を見つけてきました」と…淡々とそのエピソードを語るうちに、言葉を詰まらせた。

正直であたたかい情念に触れて、からだの隅々まで生き返る思いがする。
いつも、いつも、沖縄には、丸ごと抱きとめられる。

女性と子どもを慈しむ文化がある場所に暴力は育たない。
by teenspost | 2009-02-13 22:34 | ♪渡り鳥の旅みやげ