体育館に響き渡るリズム

今日は夕方から、Tingos!のアフリカンドラム奏者で中学校訪問相談員のラハシーと川崎市立川崎高校の定時制におジャマしてきた!
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担当はこの春から新任の養護教諭S先生。
生徒さん達と年齢も近く、こういう先生が保健室にいたら、用もないのに「頭痛い」とか言って保健室に行っちゃうだろーなー。

そのS先生からは事前に「とても素直な生徒達が、自己肯定感を高めて、人との関わり・コミュニケーションがうまくできるよう、もっともっと自分も他者も認められるようになって欲しい、大事にして欲しい」とのリクエストをいただき、今晩のライブのテーマは「「こじれない人間関係のレッスン」。

いきなり、ラハシーの叩きだすアフリカンリズムが体育館に響き渡る。
私は気分よくゴスペルのスタンダード「Glory glory」「This little light of mine」を歌う。

どんなときにも自分を励ます歌。
勇気と信頼を分かち合える歌。
そういう歌をいくつ心に持っているか。
音楽の力はほんとうに大きい。

その後、ラハシーの不登校やひきこもりの体験談を交えつつ、メンタルヘルスとコミュニケーションづくりのための視聴覚教材を使ったり、アサーティブのロールプレイ劇を演じたり、あっというまに1時間は終わり、最後はラハシーの出身地横須賀の米軍基地で幼少期を過ごしたというクリスチーナ・アギレラの「Beautiful」のライブ映像で閉じることにした。
始まる前の映像チェックでいくつかのDVDを流していたら、S先生がすかさず、「クリスチーナ・アギレラですね」と言ったから。

♪私たちはみんな素敵だよ
誰がどんなことを言おうと私たちは素敵だよ
だから今日、私を傷つけないで


思えば、半年ぶりの高校訪問。
ティーンと共に情念を伝え合ったり、分かち合ったりする仕事は、ティーンズポストの本領、そして天職だ。
それを手伝ってくれる同志がいることは心強い。

この秋、ラハシーとのユニットは、北海道にも上陸する予定である。
by teenspost | 2009-09-29 22:09 | ♪渡り鳥の旅みやげ

初夏のゴールデンウィークに対応して、初秋のシルバーウィークというネーミングはよくぞ生まれたものだと思う。
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いわゆる団塊の世代の人たちがリタイア期を迎えたこともあり、このところ日中の街を歩いていると、こんなに世の中にはこの世代の人(特に男性)がいたんだと驚かされる。
バスや電車の中では、高齢者のステレオタイプを吹き飛ばすようなファンキーでおしゃれなシニアを見かけることも多くなったように思う。

そうなると、敬老の日とお彼岸の連休…とかいうよりも、子どもの日・緑の日のGWに対応して、SWの方がしっくりくるんだわ。

ちなみに84歳になる私の父親は、いまだアメ車に乗り、ジーンズを愛用し、手紙の結びには自分のことを「Gより」とか書いたりする。
だから、こちらも手紙には「G様へ」とか、書き出すわけである。

そんでもって、今日のニュースで驚いたのが、「女性4人に1人が65歳以上」という総務省の調査発表である。
女性の4人に1人が65歳以上!!!
だよなー、という感じは、あっちこっちで感じていたものの、はっきり数字になるとね、うーーむ。

女性たちにとって、いまだかつてない高齢化社会を生きるということは、先行く仲間とかモデルというものがない、道なき道を拓いていくということだ。

最近じゃあ,思春期も高齢化で、「35歳までは思春期」という説もあるくらいだが、「ヤングアダルト女性自助グループ」と名乗っていたNACは、数年前、「ヤングアダルト」という言葉をはずすことになった。
だからって、もちろん、ヤングアダルト世代が入会してくることには変わりないから、会員の年齢層は広がっている。

当たり前のことだが、誰でも着実に年は積んでいくわけだからね、一つ年を取るたびに、席を譲られるならば、道を譲ったり、後身と智慧やチャンスを分かち合っていくのだろう。

このあいだの衆院選なんて、孫娘と祖父の対決みたいな選挙区がたくさんあって、幸いなことに道は譲られていったけど。

そう、高齢者がどんどん元気で多数派になっていく影で、財力・就労環境・社会的信用等、様々な場面でパワーレスグループにいる子ども・若者はさらに少数派になっていくわけだから、先行く者は後に続く者のことを本気で考えて、次代への希望を描きながら、持てる力を分かち合い、共に生きていきたい。

誰もが年を重ねることを自覚し、自分の立ち位置を意識して、後に続く若い世代と次の社会のことを考えてみようよ!
・・・と、エイジングをリスペクとするのが、このシルバーウィークなんでないかい? と思うのだ。

写真は「San Francisco Bay Raging Grannies」という“サンフランシスコ湾の怒れるスゴいおバアさん達”という名前の社会平和を目指すNPOが、役所の前で医療保険制度改革を訴える活動の模様(写真上)と、同じく反戦デモで演奏するバンドのメンバー(写真下)
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by teenspost | 2009-09-20 22:24 | ♪徒然Sawanism

ムリを感じること

f0107724_1730821.jpg週末に、秋の悠カレンダーとニューズレターが完成した。
ご存知のようにスタジオ悠のプログラムは春夏秋冬、年4回ごとに編成してきた。
スタジオ悠は1997年の春に開設したから、今年で13年目。
ということは4回×13年−1(次の冬号分)=51回めの発行となるわけだ。

最初の頃は、東芝ルポと手書きで切り貼りをし、まもなくMac一台で編集するようになって、現在の原型が生まれていった。

編集作業と並行し、ゲスト講師と交渉をしたり、利用者のニーズを反映できるよう工夫したり、細かな日時の調整がぎりぎりまで続く。誤字脱字がないか,何度も見直しをかける。
その間、来客やら、企画交渉やら、書類づくりやら、仕事はすくいとってもすくいとっても次々と湧き出てくる。

そうして悠カレンダー&ニューズレターは完成し、たいてい第二金曜のナイトケア未来家族の参加者から手渡しができる。

ほっと一息ついた金曜の晩、自宅に戻って床につくと、明け方に悪寒と発熱で目が覚めた。
朝一で病院へ行ったところ、インフルエンザではないが風邪とのこと。

そういや、このところ疲れ目や肩こりとあいまって、時折、咳込んでいたのだが、この土日は、週初めに入院した母と来月に手術を控えた父の様子を見舞いに行く予定があったため、抱えている仕事の山をエイヤッと片付けて週末はゆっくりしようと格闘していたのだ。

f0107724_1959122.jpgかくしてこの週末は、父と母はどうしているだろうかと気にかけつつ、往復の電車の中で読むつもりで楽しみにしていた数冊の本を病院の待合室やベッドで寝転がって読み、駅前で繰り広げられているフェスタまちだのエイサー見物に行きたいなあと思いつつ、石垣島の生姜黒糖をなめ、風邪の熱と倦怠感にじっと身をまかせてゴロゴロしていた。

自分を大事にするということは、なかなか葛藤が多いものである。
それでも、からだは正直だ。
風邪は「感冒」ともいうけれど、まさに「ムリを感じる」ことである。

両親の近くに住んでいる10歳下の福祉職の弟からは「季節の変わり目で体調管理も難しいだろうから無理せずに静養して下さい」とメールが入った。
by teenspost | 2009-09-13 18:02 | ♪徒然Sawanism

南と北のパワー

先月のブログで再三お伝えしていた八重山農林高校の郷土芸能部の東京国立劇場公演だが、
その後、顧問の山根さんよりメールが届いた。

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055.gif国立劇場出場の旅はインフルエンザ発症でてんやわんやの旅になってしまいました。

昨日夕方、予定より3日おくれて第二陣で生徒13人、職員5人で帰島しました。

結局国立劇場は4人欠場でどうにかつとめましたが、お楽しみの後夜祭も状況から中止となり、ご迷惑をかけたのではないかと心配しています。

それにしても、このような緊急事態発生時にも東京のシステムやルールが機械的で厳しくて、人間の感情や都合が切り捨てられていくという場面がありました。

そのたびに我々職員は打ちのめされ、なるほどそれでみんな石垣に移住してくるわけだと実感をもって納得したわけです。

いい社会勉強になりました。

こんな緊迫したときにふっと肩の力をぬいてくれたのが、沖縄独特のジョークでした。
笑いがいちばんのエネルギーです。

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そう、実は私も先月末から「機械的で厳しくて、人間の感情や都合が切り捨てられていく東京のシステムやルール」に打ちのめされ滅入ることが続き、気がつくとこのプログが2週間滞っていた。

この「東京のシステムとルール」というのは、必ずしも東京に存在するものすべてではなく、最近では地方でも見られたりするのだが,実体があるようで実体はなく、“他者との交流が存在しないノーハートな空洞カプセル”とでも表現したらいいのか。
あー、そんなものに飲み込まれたくはない。

you-tubeに八重山諸島の航空映像がアップされているのを見つけて、時折、眺めては遠い南の島に思いを馳せ、心を慰めた。


そして、この数日は、北海道の伊達赤十字病院のナース達から電話やメールが入ったり、今日は精神科勤務のゆんちゃんが夜勤明けに自宅の農家で採れたトウキビを送り届けてくれた。
荷物を運んでくる宅急便ドライバーは、いつもニコニコ、石垣島出身のキンジョウさん。

南と北のパワーに助けられている。
ほんとうに、ありがたい。
by teenspost | 2009-09-09 22:30 | ♪スタジオ悠々日記