南の島も大寒波

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石垣島の真冬は、最低気温でも十度ほどなんだけど、大きなホテルや公共施設でも暖房がなかったり、効かなかったり…冬支度しないぶん、えらく寒く感じる。
昨日の支援者研修では保健師、養護教諭、看護師の皆さんもコート着たまま、私はさらにカイロをまさかの五個身につけた。

今日の八島小学校五年生のコミュニケーション講座も身体を温めるゲームからスタートした。
(写真左は同校のキャラクターであるトントンミー(ミナミトビハゼ)、校門の前の造園アート)

外はヤシの木、色とりどりの花が咲き乱れているんだけど、南の島も冬は冬なのだ。
by teenspost | 2011-01-31 17:51

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一月ぶりの石垣島、八重山商工高校の定時制を訪問する。
今晩の給食はチャーハン、春雨サラダ、コーヒーゼリー。
養護教諭の大原さんとおしゃべりしながら、まず腹ごしらえ。

今夜は、《気持ちを言葉に出せない》という生徒さんたちと、気持ちを出すことより、気持ちと仲良くなることのお話。

すぐに言葉にならない気持ちなんて山ほどもある。
だから、言葉にならない自分を誰かのせいにするでもなく、自分を責めるでもなく、そのまま引き受けて、気持ちを出せないことも含めて認めてやろう、まず自分が。

今朝、宮古島から空路30分の石垣島へ向かう途中、仲間の訃報が入った。

闘病中だったサポート会員で茨城の高校養護教諭のけいこさんが亡くなったことを教え子が知らせてくれたのだ。

いつも出前事業を手助けしてくれた。2年前の1月クログにアップした彼女の作ったファジーの写真
米国のアミティ研修にも一緒にいき、「面白いこと一緒にやろうね」って言っていたのに。
思春期の傷みに寄り添える正直な人だった。
瞳の大きな綺麗な人だった。

彼女の好きだった石垣島、竹富島を空から眺めた。
言葉にならない。
by teenspost | 2011-01-28 23:30

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宮古島から空路20分の多良間島は、人口1360人、山羊800匹、牛3000頭、数年前には出生率日本一だったという。
全校生徒57人の多良間中学は、全員が徒歩10分圏内に暮らしている。
伝統芸能「八月踊り」には全員総出で踊り、この時期は学校が終わると、キビ刈りも手伝う。

卒業したら、みな島を離れていく生徒さんたちへ心から届けたい。

…自立とは、なんでも自分1人でやることじゃなくて、人に頼んだり、助けを求めたり、他人とともに生きていく力…

しっかり、受け止めてくれた。

養護教諭一年目のM先生が手作りした山羊のアサーティブペープサートも大好評。
給食もごちそうさま!

給食メニュー:パパイヤチャンプルー、モズク酢、にら入すいとん味噌汁
by teenspost | 2011-01-27 23:17

桜前線は南下する

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昨日、スタジオ悠のプログラムを終えて、夜、那覇についた。

今日は本島で翻訳の打合せ後、空路、宮古島に。
今晩は、宮古島福祉保健所とあの「宮古まもる」でブレイク中の宮古島警察署で思春期研修会だ。

明日は多良間島、そして石垣島へと南下する。

この時期の沖縄は、旧暦12月8日の鬼餅行事では子どもの健康を祈願して餅を食べることから、ムーチビーサ(餅寒)と呼ばれる最も寒い時期だが、桜が見頃だ。

桜といっても寒緋桜。
寒さの中でこそ、花ひらく。
だから、沖縄の桜前線は南下するのだ。
by teenspost | 2011-01-26 15:53

雪積もる日に起きたこと

f0107724_22243153.jpg宇都宮パルティでのアサーティブトレーニング2days、帰路の新幹線の中で「このワークショップで自分自身が癒された」と昨年に引き続き今年もファシリテートを手伝ってくれたタケシが言った。
双方向のインタラクティブな関係性のワークショップでは、当然ファシリテーターの中にも癒しが起きる。
2日間を見守っていたとちぎ男女共同参画センターのスタッフからも同様の感想をいただいた。

妻や娘や家族に自分の素直な気持ちを届けようと心を注ぐ男性たちの姿。
勇気を出して自分に向き合い、他者との関係に入っていこうとする若者や女性たちの姿。
依存症回復施設で新しい情緒表現を取り入れようとするコアスタッフ同士の真摯な姿。
教え子とよりよいコミュニケーションを創るために学ぶ教師の姿。
そして、参加者同士がさまざまな違いをこえて支えあい助けあう姿。

何度も胸が熱くなる、信頼と尊厳と希望に満ちたアサーティブな2日間に感謝。
by teenspost | 2011-01-16 22:16 | ♪渡り鳥の旅みやげ

うつのみやアサーティブ

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毎年恒例、二荒山神社の祭りの頃、とちぎ男女参画センターパルティでアサーティブトレーニング2days。

今年はまた年齢層も幅広く男性参加者が3分の1だ。
宇都宮ではお馴染みとなった小沼タケシがアシストとして共にコーディネート。

外は雪で寒いけど、今年も愛がいっぱい。
熱いなあ。
by teenspost | 2011-01-16 09:29 | ♪渡り鳥の旅みやげ

沖縄の石垣島そして、その周辺の島々を「八重山」という。
今週末その八重山の歌を楽しむ新春福袋ライブがある。

ゲストは、八重山に生まれ育った渡久山 南葵(はいり)さん。
大学で国際交流を学ぶかたわら、沖縄の郷土芸能の三線奏者として活躍する。
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芸能の島・沖縄県石垣島で生まれ育ち小学三年生から三線に親しみ、中学二年生から地元・八重山民俗舞踊を習い始めたという。
それから日本最南端の高校、八重山商工に進み、郷土芸能部でさらに芸に磨きをかけた。

この高校では、保健室の養護教諭が踊りの師匠で、踊りを通じて思春期の子どもたちの身体と心を見守っていた。八巻は時に部室に潜入して踊りを教えてもらったものだ。その様子はこちらから>>>

父の修さんはTEENSPOSTの長年のサポート会員で、同校の卒業生で電気科の先生から今は“今日父さん”じゃなくて“教頭さん”。
八巻とは、かれこれ15年前に沖縄本島宜野湾市の講演会場で出会い、暴力予防について質問してくれたのがきっかけで、石垣島にレターカウンセリングやアサーティブのプログラムを運ぶきっかけを作ってくれた恩人だ。

その父は幼い娘と三線を習い始めたものの、すぐに娘に追い越されてしまったと言っていたが、娘が部長を務める郷土芸能部の顧問として生徒たちを連れて全国各地で公演を行った。東京国立劇場公演の様子はこちら>>>
東京周辺にいるとそんな世界があるってことも信じられないかもしれない。

さて、南葵(はいり)さんは、2004年には八重山古典音楽コンクールで三線の最高賞を最年少で受賞したほか、全国高校総合文化祭の郷土芸能部門でも大活躍。

愛してやまない八重山の郷土芸能をしっかりと芯に抱きつつ、「外国の文化を学んで異文化交流を進めたい」という志から国際交流学科に入学したものの、アパート暮らしでは三線の練習もままならず、三線教室でアルバイトする以外、人々が暮らしの中で踊りや歌を失ってしまったこの首都圏では、演奏の機会はほとんどなくなっていたという。

「沖縄の音楽というと本島の歌が知られているが、八重山の親しみやすい音色を内地の人に聞いてもらいたい!」
南葵(はいり)さんの熱い願いに心打たれた大学関係者や地元の人たちが三線を披露する機会をつくり、留学先のカナダや、昨年はハンガリーでも演奏してきたんだとか。

「いろんな文化を学びながら三線の腕をさらに磨き、八重山民謡の素晴らしさを世界に発信していけたら」と夢を語る南葵(はいり)さんを招き、われらがTINGOS!がオープニングアクトを努める福袋ライブは1月8日(土)まちだ中央公民館ホール。pm6:30 スタート!!南葵さんの演奏は7時過ぎかな。
みなさん、ぜひぜひぜひぜひ〜おいでください♪
詳細はこちら

Ustreamのライブの模様(動画)はこちらから↓

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by teenspost | 2011-01-05 14:21 | ♪スタジオ悠々日記

伝統と新しきもの

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20数年ぶりに本気でおせち料理を作ってみた。
20数年前までは家族で学んだおせち料理をそのまま踏襲してきたが、ある日、それに縛られなくてもいいのではと思い、正月は好きなものを好きなようにいただいてきた。

昨年から「ボーイズ&ガールズトゥゲザー自立支援ネットワーク事業」で十代向けテキスト、リーダーズガイドを制作し、海外のテキストを翻訳しているうちに、「伝統」の継承ということをあらためて考えることになった。
それはもちろん、女性や子どもを犠牲にして成り立つ古い因習を復活させようというものではなく、古代から人々の営みを通じて伝わる智慧と身体性をどう次の世代に手渡していけるか、ということだ。

で、大晦日の午後、4歳と6歳のボーイとおせち料理を作ることにした。
いもをつぶす。
昆布巻きをまく。
ぎんなんの皮をむく。
ねじりこんにゃくをつくる…

年に一度の贅沢と、黒豆は2年前に出前事業で訪れた丹波篠山の豆を手に入れ、味付けには沖縄多良間産の黒糖をつかい、栗きんとんにはリンゴとシナモンを加え、昆布巻きはボーイの好きな高野豆腐を巻き、原家族で受け継いだ伝統そのままではなく、20年間に他人様から教えてもらったことや、今を生きる私たちのアレンジを添えた。

それじゃなくてもボーイの祖母は横浜を皮切りに首都圏を転々として育ち、母は生まれも育ちも町田、祖父は北海道出身で、父は九州の出身で、そこに世代間ギャツプも加わると、驚くほどに異文化多文化の融合だ!

2人のボーイはおせち料理を作ったのは今回が初めてだったが、よく考えたら2人の日常の遊びの中には、野花でままごとするという見習い修行(?)が含まれているのだった。

春には桜の花びらと新芽で弁当をつくり、夏にはホウセンカの花で爪を染めた手で朝顔の色水ジュースをしぼり、秋には紅葉の大皿料理を盛り、冬には赤い実を目にした雪うさぎをつくる。

2人のボーイは驚くほど器用に真剣に楽しんで下ごしらえをし、盛りつけをし、自分で創ったものを家族によろこんでもらえる誇りを持ち、そして気持ちいいほど食べた、食べた。



てぃんさぐぬ花(沖縄民謡/わらべうた)
 ↓ 歌詞★。.:*:・゜♪

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by teenspost | 2011-01-02 08:59 | ♪徒然Sawanism