週末の土曜、スタジオ悠の傍にある町田こひつじ保育園のひな祭り会に行って幼児たちのダンスを楽しんできた。
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いつも心こもった手作りのプログラムを見ると、
3歳児ひよこ組「カレーだヒーホッホッ」
1歳児りす組は「宮古まもるくんのうた」(す、すごい! ここに宮古まもる君を登場させるなんて!!宮古島保健所・警察署関係者に伝えねば…)
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ほかにも、「だんごむし体操」「こぶたが道を」…このタイトルの脈略のない無意味さがたまらん!

園児たちは、それぞれ適当にいい加減に、でも真剣に踊っているのがいい。
それを見守る親たちのまなざしもあたたかい。

この保育園には、いつもスタジオ悠を利用する子育て中の女性と子どもたちのために、一時保育をしていただいている。

中には、幼い子どもを連れて、毎月、遠く一時間半の時間をかけて電車を乗り継いでくる女性もいる。

母親がプログラムを受けている間、子どもたちは保育園で、安心して遊んだり、おやつや昼食をとりながら、他の子どもたちと共に育ちあう。

親子共々、他人の中で育ちあい、リラックスしてもらえたらという願いから、TEENSPOSTでは、「保育サポート」を用意してきた。

そのうち、ぜひ、保育サポートを利用したいと申し込む男性(父親)が出てこないかなー、と思っている。(ちなみに保育園は土曜日も受け入れOK)
by teenspost | 2011-02-27 17:32 | ♪スタジオ悠々日記

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急に日が延びて春めいて、こうなってくると季節の変わり目に心身がついていけない人も多い。
花粉症もはじまって目をまっ赤にしてやってくる人もいる。
この変化が馴染むまで、悠々とゆったり養生しよう。

さて、私はWAM事業最後のまとめ、十代向けテキスト、支援者読本、翻訳本の3冊の編集にとりかかっている最中。
寝ても覚めても、あちらこちらの気になるフレーズがネオンサインのごとく脳裏に流れてくる。
どうしたら心に届くだろう、どうしたら伝わるだろう。
伝えたい、読んでもらいたい…その一心で赤ペン走らす日々。

書くことは、誰よりも自分自身が何度も繰り返して読む作業。
自分で引き受けるしかないんだけど、編集者や協力者やスタジオ悠に集う方々にも読んでもらい、感想・意見を聴かせていただく。

できたら、あの人に届けたい、この人にも…その思いをエネルギーにして、しばし格闘は続く。
by teenspost | 2011-02-22 16:36 | ♪徒然Sawanism

北海道伊達の3日間をレポートする。長くなるけどゆっくり読んでね〜♪061.gif
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モデル事業として訪れた伊達赤十字看護専門学校は、昨年度の非暴力ワークショップに引き続き2度目。
長いこと女性の職場とされてきた看護現場だが、同校は6年前から男子を受け入れるようになり、看護師の卵の中に男子の数が増えてきた。
近年は外国人看護師の受け入れがすすむこともあり、性別、民族…違いを受け入れる多文化共生のコミュニケーションづくりは欠かせない。

今回は1年生と3年生を対象に、エモーショナルリテラシー(感情の読み解き方)と、支援現場で欠かせないコミュニケーションスキルの実習を行った。
国試を直前に緊張する3年生もほっと一息ついてもらえたようだ。
アサーティブに助けを求めたり、アサーティブに指摘を受けることで、若さとハートと自己信頼を合わせ持つ看護師になって飛び立ってほしいなあ。


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「支援者のためのこころ&からだエンパワ研修」の会場は、広大な海と山の360度のパノラマが展開する伊達赤十字病院の最上階。
看護師、医師のコアメンバーがセットアップする心のこもった会場づくりは、ますます磨きがかかり、階下に職場があるなんて忘れてしまいそうなほど、参加者の気持ちを和ませてくれるアートだ。
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ここのメンバーは看護学校時代から30年以上の知り合いなんていうのはざらである。
f0107724_1140394.jpgそこに毎回、近隣の地域保健施設で働く保健師、心理士、養護教諭、そして、当事者,家族が加わり、今回はワークショップには最適の24名となった。

まずは丁寧にアイスブレイク。
オープニングから自然素材をつかったオブジェの共同制作が始まり、歌を歌い踊るは、北国の寒気は吹き飛ばされる。

その温かな会場に今回ゲストサポーターとして登場したのは、横浜のPSW、熱い男「伊勢佐木町ブルース」さん。(今回はじめて知ったが、ブルースの名字は伊勢佐木町であるらしい)
踊って歌ってメッセージと,大活躍。

午後からは、ジェンダー役割によって生じる「心の壁」と、ジェンダー役割で拘束しあう、同性、異性の偽りの関係を心と体で紐解いていく。
五臓六腑に染み渡ったものを解き放ち、重荷を降ろして,身軽になろう!

夕方から会場はミニシアターに変身し,「永遠のモータウン」を上映。
その後、美味しい中華で懇親会あり、泊まりの参加者は伊達温泉へ。…とにかく、普段お疲れな援助職のための特別フルコースのワークショップなのだ。

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2日目となると、ますます場の空気はほどけて、個々の自己表現が開花していく。
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精神科医長のトオルさんのつま弾くギターでのリラクセーションから、正直で深いシェアリングが繰り広げられ,ますます歌声は弾み、米国のドキュメンタリーDVDを観た後には、インナーチャイルドのケア、そして、午後からは「恐れで閉じて抱え込む人へ、どのようにしてアライになれるか」をテーマに6つのシアターが生まれ,そのどれもが海外上演したくなるほどのスンバらしい出来にスタンディングオベーションで拍手喝采。
カメラ映す手を思わず、ビデオに切り替えたほど。
そうして仲間や家族との関係を見直しつつ、自分自身の支援スタイルを再評価する看板を今回のお土産として制作。
あー、なんと盛りだくさんなワークショップだこと。

浦河赤十字病院が「当事者研究」なら、伊達赤十字病院は「演劇音楽&アート表現活動」である。

クロージングは海の向こうから真っ赤な夕陽が窓一杯に差し込んで参加者をライトアップ。
うーん、出来過ぎなんでない、ってことでもないんじゃない?
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かくして、今年度の助成事業最後の出前ワークショップ、3日間の幕は閉じた。
北海道に来る前から、「週末は大荒れ」という予報で、TVでは「暴雪、暴風吹雪に注意」と言われてたが、連日、ピーカン晴天快晴。
そういや、伊達のメンバーは口々に「予報は予報だからね」と平然としていたっけ。
予報などに当てはまらない広大な土地ならではのことだ。

f0107724_11491794.jpgこうして千歳空港を発った飛行機は順調に羽田に降り、空港には4歳と7歳のボーイが迎えにきていた。
お土産のシロクマのぬいぐるみを1匹ずつ手渡すや、よろこんで頬すりするボーイは、まもなく2匹に名前を付けた。
その名も、サミオとヒメイチ。
↑この“ことば感覚”に脱帽!
その夜、上唇の薄いサミオと下唇の厚いヒメイチはウルトラ兄弟を温めながら静かに眠った。。。

おかげさまで今年度のWAM助成「ボーイズ&ガールズ自立支援ネットワーク」事業は、出前事業をすべて終え、現在制作中の3冊の本の仕上げ残すところのみとなりました。
最後まで丁寧に心込めて手放したいと思います。
今年度は事務局の人手不足や私の体調不良で、この大きなWAM事業ができるのか一時は危ぶまれたこともありましたが、全国各地たくさんの方のサポートと励ましがあったから、ここまで来ることができました。
この胸いっぱいの感謝の思いは、とても言葉に尽くせませんが、ただただ、ありがとうございました!!

by teenspost | 2011-02-14 12:21 | ♪渡り鳥の旅みやげ

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伊達赤十字病院での「支援者のためのこころとからだのエンパワメント研修会」は今年で8年目。

コアメンバーに、ニューフェイスも毎回加わり、一日目はジェンダー役割や思い込みから生じる〔心の壁〕をほどく作業を行い、二日目は持続可能な支援を求めて支援現場で傷ついた心を手あてした。さらに、家族や職場の関係を再評価した上で、個々のスタイルを確認しあう。

北海道という広大な土地で地道にネットワークをつくり、学びあいを重ねてきているメンバーたちの自己表現力は一年ごとに目覚しくゆたかになっている。
一人一人すてきな年のとり方をしているなあ。。。
ワークの折々に、ただ目をみはるばかりだ。

二日目の終了と同時に、夜勤に入るメンバーもいる、人手不足と日常の厳しい現場に思いを馳せつつ、お互いにいたわりあい、何よりも理屈ぬきで心から丸二日間を楽しめるという関係性は、奇跡のようでもあるが、確かに現実のもの。
誰一人として欠けては成り立たない、まさに仲間の力。

二日間、最高の天候で〔もしかしたら東京より暖かかったかも‥〕、すばらしいワークショップでの模様は近日アップするとして、まずは当地メンバーと横浜から駆けつけた歌って踊るPSWブルースのサポートで無事終わったことの心からの感謝の気持ちを伝えたい。
ほんとうに、ありがとう。
by teenspost | 2011-02-12 21:00

ゆっくりいこう北海道

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夕べ室蘭までやってきた。
ホームに数分立ったら寒気がコートとブーツの中に射し込んできた。

伊達赤十字看護学校と赤十字病院での3日間のワークショップ。
伊達紋別へ、一両のローカル線でゆっくり海辺の雪景色を眺めていくことにした。
by teenspost | 2011-02-11 08:23

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数ヶ月前だったか、スタジオ悠で、ピアサポートの運営について話をしていたときのこと、「自発性」の話になった。
どうやら、その場にいた人たちは、「自発性というのは、なんでも自分からどんどんリードし、人の頭に立ってやっていくことだ」と思っていたらしい。

それじゃあ、「船頭多くして、船山に登る」、あるいは、「リーダーは大変だから誰もやらない」ということになりかねない。

自発性というのは、時には自分から「あなたに委ねましょう」「協力しましょう」ということであり、また、心からすすんで無抵抗、不服従というのもある。

1955年米国のアラバマ州、当時人種分離政策によって座席が分断されていたバスの中で、運転手から白人男性に席を譲るように命じられても応じなかった42歳の女性がいた。

ローザ・パークスは、仕事帰りのバスの座席に静かに座り続けたために、人種分離法違反で逮捕された。

それを耳にした26歳のマーチン・ルーサー・キングは牧師の仲間と共に、バスの乗車ボイコットを呼びかけ、多くの人が参加し、それは381日続いた。
このモンゴメリー・バス・ボイコット事件はやがて公民権法成立につながる導火線となり、ローザは米国史上に残る女性となる。

晩年、ローザ・パークスは、自伝の中で「私は疲れていたから立たなかったと伝えられてきたが、そうではなくて、そのときの私は屈服することに疲れていたのだ」と述懐している。
屈服することに疲れ果てたローザの自発性を支持したのは、同じコミュニティに生きる多くの仲間の自発性だった。

自発性の対極にあるものは、「引き受けもせず、引きもせず」という依存性である。
依存性は底なし沼のように停滞し息詰り閉塞する。
関係を壊すだけで、なにも生み出さない。
空虚で空しい「逆パワースポット」で漏電する。

f0107724_10261132.jpgそこから抜け出す鍵は、心からすすんで委ねる自発性や、人から与えられる好意や好機を受け取る自発性にあると思う。

それは、どんなときでも私ひとりからはじめられること。
他者と共に生きる自立へとつながるもの。

連日報道されているエジプトの若者たちは「もうリーダーは要らない」と言っているそうだ。
ここでいうリーダーとは“支配者(独裁者)”のことだろう。

変化への勇気を示すのはいつも若者たちだが、平和なコミュニティをつくるためには、使い古されて役に立たない「自立」「リーダー」の概念が変わるような関係性を作らなければならない。
そう言えるアライとなる大人でありたい。

来週はまた北海道の若者たちに会いにいく。

絵本「クマのリーダー」子ども,若者たちとともに、ぜひ!(TEENSPOSTで頒布中)
by teenspost | 2011-02-05 10:40 | ♪徒然Sawanism