f0107724_12242438.png


新年恒例となった宇都宮(とちぎ男女共同参画センターパルティ)でのアサーティブトレーニング講座2days。
いつものように、前の晩は、宇都宮の中心にある松が峰教会と二荒山神社に実り多い講座となることを願って参詣。

宇都宮の街は、新旧、聖俗、洒脱と素朴…さまざまなものが渾然一体となっているところが面白い。
f0107724_12473850.png


今年も定員を超える多くの方に応募いただき、パルティのスタッフは、1人でも多くの方にという思いと、良質のプログラムのための最大限の人数(定員)との折り合いで苦心していた。

30代からアラフォーを中心に、男性の参加、20代も増え、今回は、受講者のうち20名が同センターに初デビューという。

こうして、様々な違いをこえるコミュニケーションづくりの2日間が始まった。

日常の人間関係の中で、<なんとか気持ちをとりつくろう><なんとか相手を変えよう>…と思うほど、無力感はつのっていく。その奮闘の末に、「まず変えられるものは、相手ではない」と気づいた時、アサーティブへの道が拓ける。

これまでの自分のパターンを認め、手放し、新しいステップにチャレンジするのは、なかなか勇気のいることだが、むずかしいことは、できないことではなく、人と一緒に果たしていくものだ。

クロちゃんシアター>>>短い五章の自伝


出張ワークショップをするたびに、いつも当地で地道に仕事される方々の苦労に思いを馳せる。

目に見えないところでの日常の積み重ねがあるからこそ、幅広い層の方が集い、安全な学びの場が用意され、ニーズに応える講座を企画できるのだから。

今年も、北から南から、真摯で温かなハートあふれる場所で開催できて有り難いなあ。。。と、しみじみ思いつつ、宇都宮の正嗣(まさし)の餃子をお土産に帰路についた。

誰かが誰かを教育するのではない。
自分を自分ひとりで教育するのでもない。
人は自らを教育しあうのだ、
相互の関わりの中で。

パウロ・フレイレ

by teenspost | 2015-01-19 13:33 | ♪渡り鳥の旅みやげ

f0107724_22261669.jpg

正月休みのTVのCMに、不安の種の垂れ流しがやたら目に付く。
ふだんほとんど目にしないTVだから、なおさら強く感じるのだろうか。

健康を損ねることへの不安。
人並みからはずれることへの不安。
巧妙に煽って、不安の種をバラまいて、そこに集まる人たちをゴッソリさらっていく「不安の追い込み網漁法」。

この手の商法は、いまにはじまったことではない。
昔から、子育て、介護…家族問題の隙間に滑り込む厄介なものではあったけれど、最近は、せき止める人の知恵や関係が脆弱なのか、不安のドミノ倒しとなって、ますます増殖している。

不安のドミノ倒しとは、不安を受け入れず、垂れ流し、人の話に耳を澄ますことなく、不要な不安の種を拾い、先読み不安を膨らませ、さらに垂れ流す。
焦燥の海に溺れまいと、なにかにしがみつこうとしても、その先もまた、グラグラと崩れる。

行き場のない無力感・絶望感となって弱いところや依存的関係になだれ込む暴力の構図。

◎「母子家庭」「20代前半男性」「子ども」に際立つ日本の貧困>>>記事詳細

◎家族同士の殺し合いが増加 昨年の殺人事件は親族間が53.5%>>記事詳細


火種をばらまきつつ火消しに回る«マッチポンプ»に取り込まれないよう、支援することで問題ごと支えてしまう«バッファゾーン»に陥らぬよう、ここから、どうやって「問題があってもOKな文化」を創りだせるだろうか?

f0107724_222644100.jpg

暮れに、調布の深大寺に初詣ならぬ「暮れ詣」をした。
社殿の上にムクロジ(無患子)がしだれて実っていた。

ムクロジ(無患子)は、子どもが患わない、という意。
実をこすれば石鹸のように泡立つ洗浄となり、羽根つきの黒玉として遊びとなり、数珠として祈りとなり、延命皮という生薬にもなる。

深大寺は子ども時代に時々つれてきてもらった思い出深い場所で、時を経ても変わらない町並みと風情がいつも待っている。
原家族から現家族、そして未来家族へと想いを馳せる。

そういえば、元日に放映されたNHKスペシャル「戦後70年 ニッポンの肖像 プロローグ 私たちはどう生きてきたか」を見損ねた後で、 「ニッポンの家族」の風景を年代ごとに70枚の写真で綴る番組特別コンテンツがウェブ上に公開されていることを、イギリスの友人から知った。

これがなかなか面白い。>>> http://www.nhk.or.jp/special/70/

戦後半世紀を子どもの声で綴った「みんな子どもだった」の続編として、今年は「みんな子どもだった 戦後70年の子どもと家族」なんていう音楽・演劇・アートのステージをみんなでつくってみようかしら…と初夢想。

家族とは、時代や社会の変化の波に揺れるものだけれど、変化の波にあっても、しなやかに変容し、枝を伸ばし、かつ、変わることのないムクロジ(無患子)のような豊かな智慧と関係を、学びほぐし、伝えあい、表現してみたい。今年も一緒に。
Let's get together!
by teenspost | 2015-01-06 12:05