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5年前の今日、2011年3月10日、何をしていた?

あの日のこと、いまも覚えている。
f0107724_11253875.jpgその年の大きなプロジェクト「ボーイズ&ガールズ トゥゲザー自立支援ネットワーク事業」の最後の出前プログラムを2月11日に北海道で終え、その総仕上げとなるティーン向け冊子「Making the Peace リアルとトルースの物語」の最終校正に心を注いでいた。

そして、翌日、3.11の激震。
いままで見たこともない不穏などす黒い雲が空を覆い、手元のワンセグには東京湾のコンビナート火災、続いて東北沿岸の津波の様子が映し出され、言葉を失った。
町中は停電で信号機は消滅し、人も車も立ちつくしていた。

直前まで校正していた第一章のイラストの光景がいま起きている現実に重なった。

なんて本をつくっちゃったんだろう?
でも、必要なんだ! ずっと創りたかったんだ!

余震の中で続けた仕上げ作業で、かろうじて自分自身を保っていた。

あれから私たちはいろんなことを見聞きした。
そのたびに想像を超える現実があらわになり、絶句し、身の置き場がないほど、心が揺れた。

5年たった今日、スタジオ悠では、その本を読みあうミーティングが開かれている。
仲間同士で読みあい分かち合うピアスタディだ。

つながりを分断する依存
つながりを回復する自立

がれきの街へ歩み出すリアルとトルースの後ろに、アライ君がいる。


f0107724_1119259.pngこの本は、登場するリアルとトルースが、アライ君と一緒に安全で平和な行動(SPA:Safer Peaceful Action)を求めるために、暴力について探求していく話です。 これまでの歴史のなかで、たくさんの人が暴力のない平和な世界をつ くろうと願い、チャレンジしてきましたが、それを手にするための“こ れ!”という魔法のような答えは見つかっていません。 いまなお世界中の人がこの難題にチャレンジしています。

すぐに答えが見つからない難しいことをするときには、人と人とが力を合わせることが必要です。 ひとりぼっちで暴力から自由になることはできません。 考え方や感じ方がちがっていても、願いに向かって、力を合わせる練習が必要です。

もしよかったら、この本をあなたのそばにいる人と一緒に読んで、感 じたことを話しあったり、心に浮かんだ言葉を書きこんだり、音楽・演劇・アートで表現したり、実際にロールプレイで練習したり、どんどん研究をすすめてみてください。

すぐにわからなくても、すぐにできなくても、混乱したり、失敗したり、まちがえることがあっても、そうやって人と人とが分かち合い、助け合うプロセスのなかで、きっとその答えは見つかると信じています。  著者
(まえがき より)


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by teenspost | 2016-03-10 11:23 | ♪徒然Sawanism