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問題があってもOKな文化

サンタモニカにある依存症回復施設を訪れたとき、AC回復者のタカミネ医師はこう言った。
「私の育った家族の樹は揺さぶれば依存症と悲劇ばかりがばたばたと落ちてくる機能不全な家」
「機能不全から自由になるということは、“問題があってもOKな文化”をつくることです」と。
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ともすると、「問題をなくそう」「問題は出すまい」「問題は見せまい」と、ブレーキをかけることに不要なエネルギーを注ぎ、正解や完璧さを求めて漏電し消耗してしまう人は少なくない。

それじゃあ新しいステップも踏めないし、成長も変化も学びもない。
「問題棚上げ」「問題すりかえ」「問題にはフタ」と問題にKOされたんじゃ、人は育ちませぬ。

だからって、「問題ばかりで、どうしたらいいの〜!」と依存光線の溜め息を吐いているだけじゃあ、行き詰る。

新しいステップを踏めば、必ず新しい問題が出てくるもの。
成長とは問題をなくすことではなく、新たな問題を借りて機能的な対処を学んでいくことだ。
つまり問題は恵みである。

“問題があってもOKな文化”とは、全ての人が前向きにチャレンジし、失敗もし、その体験を分かちあい、どうにもならないことは笑い飛ばし、他人と共に学びあい成長しあう安全で安心な世界観だ。
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というわけで、思春期相談室ティーンズポストは「気楽に悩もう! 気軽に! 悩みは恵」をキャッチフレーズに、思春期向け情報発信、メール・レターカウンセリングのサービスを提供中。

問題があってもOKな文化_f0107724_21273110.jpgそう、“問題があってもOKな文化”の創造は、思春期にはじまる。

春休み向けパンフレット「救急手当編」は着々と出来上がり、今回も絆創膏におみくじに携帯サイトとレターカウンセリングの紹介まで盛りだくさんよ!!
来週も2/23(火)2/25(木)とボランティア大募集です!
同時に,設置/配布協力してくださる商店、塾、飲食店も募集中!

また、2/27の土曜日にはピアサポート塾 エンジョイ自立生活研究で、昨年一人暮らしをはじめたマエダが新しいステップを踏んだからこそドシドシ出てきた問題を事例として提供し、ラハシーのコーディネートでサクサク当事者研究します。
今回は、いつにもまして、楽しそう、面白そう!…乞うご期待!
by teenspost | 2010-02-20 23:41 | ♪スタジオ悠々日記