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北海道でアサーティブとセルフケアのハロウィーン Trick or treat!

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北海道支援者のための心の手あて研修、北海道伊達赤十字病院からはじまったレトリート・ワークショップも、はや11年目。





日々の激務をこなす支援職が「1年に一度は必要なブラッシュアップ」として集い、今回は現場で直面するパワー格差と非暴力コミュニケーションがテーマ。

なにより、その前提となるセルフケアからスタートし、歌ったり,描いたり、書いたり、演じたり、対話したり…多様な表現を通じての学びあいだ。
北海道でアサーティブとセルフケアのハロウィーン Trick or treat!_f0107724_1717090.jpg去年は登別で「アイヌ神謡集」を完成し19歳で夭折した知里幸恵の記念館とカムイミンタレ(神の遊び場)を訪ねたが、今年の会場に選んだ噴火湾を臨む有珠は、古刹の善光寺もあり、初日は皆でバチラー夫妻記念堂へ。

ジョン・バチラーは、明治10年に23歳で北海道にやってきて、戦況が悪化する中、敵性外国人として昭和16年に88歳で離日するまで、アイヌの教育・文化・医療・福祉…権利回復に生涯を捧げた英国人。
「アイヌ神謡集」の知里幸恵とも縁が深い。

120年前に、この有珠にある「カムイタッコブ(神の丘)」に建てた聖堂は、心温もる平和で穏やかな佇まいだ。
夜には満月のシネマミーティング…もあり、心ほどく分かち合いと楽しい学びあいを重ねた。

そして,この愛すべき仲間たちを照らすように澄んだ丸い月が、バチラーが愛したという美しく小さな漁村の浜辺に満ちていた。

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翌日は,こちらも恒例となった伊達赤十字看護専門学校を訪問し、1年から3年生までの看護学生とペイシェント・アドボカシー(患者の権利擁護)についてのアサーティブ実習。

患者さんの立場に寄り添いつつ、境界線を引きつつ、どのように患者の気持ちを代弁するか?

それは、看護師にとって、葛藤も多いが重要な役割なのだ。

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北海道でアサーティブとセルフケアのハロウィーン Trick or treat!_f0107724_8255732.jpg今年はさらに、洞爺湖畔の小学校を訪れて、1学年7人の3年生クラスに出前授業。

まずは美味しい給食をご馳走になる。
地元野菜と食肉と牛乳と米。お味噌汁の具、しじみは網走産とか。

子どもたちも教師も瞳が美しい。

腹ごしらえした後は、DVD「クロちゃんと心の宇宙の旅」からはじまる自己信頼と仲間づくりのアサーティブレッスンで盛り上がった。

アサーティブは年齢性別国籍、様々なちがいを超えて、多様な状況にそって、心地好い関係づくりのキーワードなんだなあ。
by teenspost | 2013-10-23 21:53 | ♪渡り鳥の旅みやげ