2016年 08月 01日
やってみてわかることがあるという前提で✨ライ麦畑プロジェクト2016夏
3.11以降、スタジオ悠では、人と一緒にご飯を食べるプログラムが増えた。
年齢性別こえて、ひとり暮らしも、ふたり暮らしも、家族持ちも、他人と共にゴハンをつくって食事を楽しむ時間ってとても大事だ。
食事のプログラムの後片付けは、洗った食器を窓辺に並べて日干しにする。
ビルの5階の窓辺にまな板やら皿や調理器具がずらっと並ぶ図はなかなか壮観だ。
洗ってすぐに収納すると、なんともいえない匂いがフロアーに立ちこめてしまうのだ。
ふーちゃんが、「そうなんだよねー、匂いがねー大変なんだよねー」と頷いている。
そう、ふーちゃんは那覇で主催するシェアハウス「シオンハウス」で子ども食堂を開いている。
だから、この日干し作業の必要性をすぐにわかってくれたのだ。
それは「やってみてわかる苦労」だ。
苦労には、やるまえから想定する苦労と、やってみてはじめてわかる苦労というものがある。
継続していくためには、「やってみてわかる苦労」にどう対処するかが重要になる。
「やるまえから想定する苦労」で先読み不安がふくらむと、やるまえからメゲてしまうのだが、意外なことに〈なーあんだ、やってみたら取り越し苦労だったよ〉なんてことも少なくない。
むしろ「やってみてわかる苦労」に圧倒される方が継続を阻むのではないか。
だって、「やってみてわかることがある」という前提がないと、〈こんなはずじゃなかった〉とやり出してからメゲては、投げ出しちゃうからね。
やってみて気づくこと、やってみて知ること、やってみて学ぶこと、そのプロセスを人と共に乗り越えていく時、人と人の間に互いの理解と信頼が深まる。
さて、今年も夏休み10代応援キャンペーン「ライ麦畑プロジェクト」がはじまった。
では、連日、レターカウンセラーたちが、「やってみてわかる苦労」に心を砕き、智慧をあわせ、試行錯誤の連続の末、できあがったグッズをご紹介。
その1 ブックマーク
19歳のMiyuさんが描いたハートのイラスト
なんと、Miyuさんは、母親がレターカウンセラー養成講座を受講している時に誕生したのだ!
可愛い布リポンとデザインは看護師レターカウンセラーゆーみんが担当。
この絵はね思春期のこころを形にしてみた。
大人になるという、不安というか何というか、とにかく言葉では表せられない複雑な気持ちがいっぱいこころの中には詰まってる。
だから親にも反抗してしまうし、時には自分を傷付けてしまう。
でも、そのごちゃごちゃになってるこころの中にも愛を感じることのできるこころもある。
自分について何か不安を抱えてしまったせいで、人のせいにしてしまって、でもそれは私のせいだと分かっている。
そんな素直な気持ちが黒いちっちゃいハートになってる
その2 ミニコミパンフ
20年前に10代でティーンズポストに手紙を書いた2人のOGの体験記が載っているティーンのための「ココロのトリセツ」をミニコミに仕上げた。
かつて広島から手紙をくれたNamiさんと沖縄から手紙をくれたSariさんは、その後、福祉職につき、いまレターカウンセラーとしても活躍中。
パンフのデザインはSariさんが担当。
時の流れを感じるなあ。
by teenspost
| 2016-08-01 09:15
| ♪徒然Sawanism